キイロアツバ 成虫

3日前の6月5日に近隣の雑木林で、写真に撮っていた蛾の投稿をしようと思う。

鼻の先というか下唇髭がクルッと後方へ反り返っているのは、クルマアツバ亜科の特徴と書いてある情報があったが、上の写真の蛾は、その特徴を見せている。

そこで、クルマアツバ亜科の蛾達の画像をチェックしていくと、キイロアツバという蛾の外見と一番一致するところが多いような気がする。

キイロと名に付いているが、実際は、薄灰茶色といった印象だった。

大きさの方は、私には小さく感じられて、前翅長で20ミリ無い感じであった。

幼虫の食草は、ブナ科のカシワという事だが、その雑木林にカシワが生えているとは思わない。

おそらく、幼虫の食草にも幅があると思われる。

クサイチゴ

昨日、近隣の整備・管理された雑木林で目にした。

比較的大きな白い花が真っ先に目に付いたが、一瞬では、何の花か分からず、直ぐ傍に野苺の実があって、初めてキイチゴの仲間かと分かった次第である。

傍にあった果実を写した写真を以下に。

写真の実は、随分オレンジ色に写っているが、確か、赤い実もあったと思う。昨日のことなのに、もう記憶が曖昧になっている自分が居る。

そして、その赤く熟した実を食べてみようと手にしたのだが、手繰り寄せて見ると、実には小さな蟻が沢山群がっている。

蟻を退けて端の方を齧った感想は、酸味より甘味が勝っていて、野生のイチゴって感じで、結構良い感じ。(敢えて、美味しいという表現は使わない)

クサイチゴという名前から分かるように、あまり背丈の大きくならないキイチゴである。一本の木から、どれぐらいの実が出来るのか知らないが、気が向いた時に摘んで食べる用に庭に植ってても良いかなって思える植物の気がした。

マガリケムシヒキ

今自分、近隣の雑木林で、比較的よく目にする昆虫である。

今回は、現場では大きめのハバチやヒメバチの仲間と思い、写真に撮っていたのだが、撮った写真を見返すと、ムシヒキの仲間である事が分かる。大きさは、15ミリぐらいだったのかな。

そして、名前はマガリケムシヒキなんだと思う。マガリケムシヒキの名前を分解すると、マガリケとムシヒキに分ける事ができ、マガリケを漢字で書くと、曲がり毛であり、頭部の後ろの方の毛束が前方に曲がっている事に由来するとの事である。

さて、このマガリケムシヒキを見かける森には、同じ仲間の大型のオオイシアブも居るが、どちらも共通している習性・生態として、近くから飛び立った蛾に反応して追いかけるという行動を取っている瞬間を見る事がある。

ただ、これらの飛翔する捕食昆虫が本気出せば、蛾の動きはスローモーションみたいなものかと予想する。(これは、トンボの狩を見て学んだ。)しかし、一瞬、追いかけるだけで、捕まえはせずに、近くの葉に止まる。

お腹減ってないのかなぁ。何なんだろう?