アカスジヒゲブトカスミカメ Eolygus rubrolineatus (Matsumura, 1913)

約10日前に、近隣の雑木林内で見かけて写真に撮ったカメムシである。

凄い小さなカメムシだったのと、雑木林内で光量が足りていないのか、どうしても鮮明な写真を撮ることは出来なかった。

大きさは、体長6ミリぐらいだったと思う。

種名は、アカスジヒゲブトカスミカメ。赤の色合いが多い個体や、黒の色合いが多い個体や、様々なようであるが、この個体は、黒の色合いが多いようである。

ただ、目を凝らして見てみた時に、触覚の根元から第2節までが太いという特徴はシッカリと見て取れると思う。

それほど多くの情報がないカメムシの気がするが、一応、コナラやクヌギがメインの雑木林内で見かけた。

生息分布の方は、北海道から九州まで。海外の生息分布の方は、朝鮮半島には生息しているようである。

ブチヒゲクロカスミカメ  Adelphocoris triannulatus (Stål, 1858) 2nd

最近、我家の外灯下で見かけたカスミカメムシの一種である。

大きさは、この手のカメムシにしては大きかった記憶があり、体長8ミリぐらいだったと思う。

調べたところ、直ぐにブチヒゲクロカスミカメという種が浮上したが、過去の投稿を確認したら、2年前の6月3日にも投稿していることが分かった。

キク科、イネ科、マメ科等の幅広い植物に寄生する事は、過去の投稿でも触れているところであるが、このカメムシの生息分布に関しては、それほど触れていなかったと思う。

このブチヒゲクロカスミカメの生息分布は、国内は、北海道から対馬含む九州まで。海外の生息分布は、似た外見の同属の種達との混同から、正確な分布を正しく判断するのが難しい種と判断した。

ウスイロツヤマルカスミカメ? Apolygus pulchellus (Reuter, 1906).

昨晩、我家の外灯下に来ていたカスミカメの一種である。

過去の投稿を確認したら、2年前のちょうど今頃と言える5月17日に投稿済みの種と分かったが、今回の方が断然良い写真が撮れたので、再投稿してみる。

大きさは、体長5ミリぐらい。

種名は、ウスイロツヤマルカスミカメだと思う。近似種に、ツマグロハギカスミカメという種がいるようだが、そちらの方が、後脚の腿節がもっと赤いかもしれない。それと、腿節にストライプが入っているのも、ウスイロツヤマルカスミカメの特徴と、自分なりに判断している。

さて、このウスイロツヤマルカスミカメの食草は、マメ科のハギ、他にはヘクソカズラやカラスザンショウ等とのことである。

生息分布の方は、国内は、本州の関東以西、九州まで。海外の生息分布は、ちょっと分からなかった。ちなみに、とても似ているツマグロハギカスミカメの方は、北海道にも生息しているということから、2種の種の分化が、長い年月の地理的隔絶を経て生じていると考えたくなる自分がいる。