ネグロクシヒゲガガンボ 雌 Tanyptera (Tanyptera) nigricornis subsp. fumibasis Alexander, 1925

先ほど、我家の外灯下に来ていた昆虫である。

大きさは、体長15ミリぐらいだったであろうか。

尾の先が鋭く尖り、一瞬、何者と思ったが、翅の付け根にある平均棍の存在から、ガガンボの仲間なのが分かり、調べてみたところ、ネグロクシヒゲガガンボと判明。そして、2年前のちょうど同じ日に投稿済みの種である事も確認した。

ネグロクシヒゲガガンボの生息分布は、情報を見つける事は出来なかった。海外の生息分布の情報も見つけられなかったが、Ctenophora flaveolata (Fabricius, 1794)という結構似ている種が、ヨーロッパには生息しているようである。

明らかに、蜂に擬態しているのが分かるガガンボであるが、蜂になろうとの変化は、自らの意思によるものなのか、偶然の産物なのか、どういう風に起こるのか不思議でたまらない。

マドガガンボ

近隣のとある場所で、11月の半ばぐらいまで、このガガンボをよく見かけていた。

ガガンボにしては、翅の紋様がクッキリしているなというのが、このガガンボの特徴である。

調べたところ、マドガガンボという種と分かった。ネット上の紹介で、体長16〜22ミリぐらいという事だが、確かに体長2センチぐらいだったと思う。

ところで、我が家の外灯にも、ガガンボは何種類も来るが、このガガンボは見かけた事がない。このガガンボが住む環境と、我家の周りの違いは何であろうか。このガガンボが住む環境の方が、水田に直結している気はする。もしくは、水分の多い土壌が多い気がする。

とにかく、今のところ言えるのは、近隣では局所的にしか見ないガガンボの気がする。

写真を整理していたら、同じ時期に撮られたマドガガンボの雌と思われる写真を見つけたので、アップロードしてみる。

同じ時期に同じ場所で、キリウジガガンボも見かけていたが、キリウジガガンボと比べると、このマドガガンボは、翅が細く長い特徴が有るのが分かった。

カンキツヒメガガンボ

昨晩、我家から車で5分ほどの場所の外灯に来ていたガガンボである。

大きさは、体長1センチ弱ぐらい……ただガガンボ類特有の脚の長さから、決して昆虫として小さい印象は受けない。

長い脚と体側の両脇に平均棍という後翅の名残が見て取れる点からガガンボなんだろうなとの予測は付いたが、その鮮やかな緑の混じる配色は、私の出会ってきたガガンボの仲間達の中では新鮮に映った。

一応、幼虫が柑橘類を食べるとの事を読んだ気がするが、ガガンボの幼虫は、土中や水中で生活している事が殆どな気がする。そして、もし樹上の柑橘の中で育つとしたら、ちょっとその幼虫の入られた柑橘は食べる気がしないなと感じた。

ガガンボの幼虫は、大きさも大きく、私の目からも気味が悪く感じてしまう。