キホソノメイガ? 成虫 Circobotys heterogenalis gensanalis (South, 1901)

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾のひとつである。

大きさは、前翅長サイズで、13ミリぐらいだったのではないだろうか。

種の特定に手こずったが、殆ど同じような写真で、キホソノメイガと紹介している方がいて、私も、キホソノメイガとして、上の写真の個体を投稿してみようと思った。キホソノメイガと認識すると、途端にホソ(細)のところに目が行き、写真の個体の上翅の幅を確認したが、確かに細いのは認められる。上翅を閉じて止まると、逆V字に見えるタイプの蛾である。

ただ、キホソノメイガとして紹介されてる写真には、前翅も後翅も、もうちょっと色合いが薄い個体も多かったり、各横線も、もうちょっとくっきりしているもの達もいた。

ただ、このキホソノメイガの投稿自体が、ネット上には、それほど無いことも気になった。珍しい種ということなのであろうか、はたまた、私の種の特定の時点で違う方向に行っているのであろうか。他には、目撃情報は、7月8月に集中している蛾のようである。

ちなみに、幼虫の食草に触れた記事には出くわさなかった。

スジツトガ 成虫 Chilo sacchariphagus stramineellus (Caradja, 1926)

最近、近隣で、この蛾の写真を撮っていた。

色んな場所で時々見かける蛾なので、既に投稿済みと思っていたが、確認すると、ブログ未投稿と分かったので、投稿してみる。

名前は、スジツトガ。この手のツトガと名前に付く蛾としては、この蛾は大きめで、この個体も前翅長で14ミリぐらいあったかもしれない。

幼虫の食草は、イネ科のヨシ、ススキ、オギ等であり、茎内を侵食するようである。サトウキビなんかも、食べるようである。

羽化してからの劣化で、このような薄汚い色合いになるわけではなく、最初からこの色合いで羽化してくる。

キモンホソバノメイガ 成虫 Sinibotys butleri (South, 1901)

最近、近隣で、この蛾を見かけて写真に撮っていた。

大きさは、前翅長10ミリぐらい。

翅の横幅が狭い系のノメイガである事は、一目で分かるが、果たして種名は?

羽化してから少し日数が経つのか、黄色い紋が薄くなってきているが、キモンホソバノメイガという種だと思われる。

この蛾に関しては、学名からも分かるように、1901年に新種登録された種のようである。新種発見場所は、中国の浙江省。日本での初確認は、2006年の愛知県らしい。

一応、幼虫はタケ類を食べるとのことだが、この蛾を見た場所の近くに竹があったかなぁと目を閉じて、景色を思い浮かべている自分が居る。少なくとも、数100メートル圏内の側には無い気がする。

この蛾と間違いやすそうな蛾がいるとしたら、キベリハネボソノメイガの雌とミナミホソバネノメイガが候補に上がりそうだが、キベリハネボソノメイガは、二回りぐらい大きい蛾だし、ミナミホソバノメイガも、図鑑の情報で見る限り、今回の蛾より大きい事が窺える。