ナガバハエドクソウ

目下、近隣の雑木林で、一本の花穂に小さな唇形の花を散りばめる少し地味目だけど風情のある植物に出会う事ができる。

名前は、ナガバハエドクソウだと思う。似た種に、ハエドクソウもあるが、花の形状に微妙に違いがあるのと、ハエドクソウは、もっと茎の上の方まで葉が生えているとのことである。

実際のところ、ハエドクソウもこの目で確認出来れば、自分なりに色々な違いを言及できるのだが……

ところで、ハエドクソウを漢字で書くと、蠅毒草であり、昔は、この植物の根を煮詰めた汁でハエトリ紙を作っていたとの事である。

ムラサキサギゴケ

今まで、いまいちトキワハゼとムラサキサギゴケの違いが分からないでいたが、最近、近隣で明らかにランナーを伸ばしている状態の株に多数出会す事があった。

そして、この状態を確認した事により、本種がムラサキサギゴケというのかと確証する事が出来た。

この一年草の特徴として、私が気が付いたことを主観で以下に書き上げておく。

✳️ムラサキサギゴケの方が、背丈も幅も立派に育っている気がする。トキワハゼという植物は、一株一株が随分貧相な小さな株だなというのが、私の印象である。

✳️ムラサキサギゴケと言うぐらいで、本種の方がトキワハゼより花色に紫の部分が多い。

✳️これは、私が確認している情報ではないが、ムラサキサギゴケの花は、春にしか咲かないらしい。一方、トキワハゼの花は、冬以外は咲いているのを、私は確認している。

以上のような事を書きながら、昨年、トキワハゼとして投稿した際に使った写真が、ムラサキサギゴケだろと気がついたので、近々、訂正したいと思う。

ちなみに、ムラサキサギゴケ、トキワハゼと来ると、もう一種、ツタバウンランという植物もも、科は違うがセットにして言及される事が多い種が存在するが、こちらは葉や茎の姿形から、間違いそうな気はしない。