クロミドリバエヒメハマキ 成虫

昨晩、我家から車で5分ほどの距離にある外灯下で写真に撮っていた。

大きさは、前翅長で8ミリぐらいだったと思うんだが……正直記憶するのを忘れてしまった。

この蛾の特徴として、上翅中央に跨る4本の白いラインであるが、この特徴を持つ蛾は、ハマキガ科ヒメハマキ亜科に属する蛾には時々見られる特徴である。一番一般的なのは、ヨツスジヒメシンクイであろうか?他にも、鮮明不鮮明問わなければ、似たようなラインを持つ蛾は複数いる。

さて、今回のケースでは、その4本のラインが鮮明であり、おまけに肩部が玉虫色に光っているのが大きな特徴だと感じる。

この辺の特徴を手掛かりに調べたところ、クロミドリバエヒメハマキという名でネット上に写真が多数上がっている蛾が、上の写真の条件と一致した。

幼虫の食草は、マメ科のヌスビトハギとの事だが、ヌスビトハギなら、場所を選ばず何処にでも生えている気がする。

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同じ日の追記

本種とヨツスジヒメシンクイは、別種なのであろうかとの疑問が、私の頭の中に持ち上がってきた。

ヨモギネムシガ 成虫

昨晩、金曜の晩という事もあり、家から車で5分ぐらいの場所の外灯下をチェックしてみた。

目的は、普段、我家の外灯下に訪れないような昆虫捜し。大抵は、過去に見た事がある種であったが、幾つか初見の昆虫もいた。

以下もその一つ。

大きさは、体長で8ミリぐらいだった。

ハッキリとしたメリハリのある紋様から種を特定しやすい気がしたが、案の定、直ぐに見つかった。細長い形状から、キバガの仲間やハマキガの仲間を当たると、ハマキガ科ヒメハマキガ亜科のヨモギネムシガと判明。

名前が示している通り、幼虫の食草は、ヨモギ。

ところで、最近、昆虫の分布域が気になり始めたが、何気なく調べたら、このヨモギネムシガは、中央アジアからヨーロッパ、イギリスにも分布しているようである。そうかと思えば、日本固有種なる種がいるのも事実である。

ただ、蛾が世界で同時発生進化したと考えるよりは、どこか一箇所に蛾という生き物が進化し始めた場所があるはずである。

過去のプロセスを正確に知る事が、未来の予測に繋がっている気がする。

オカトラノオヒメハマキ 成虫

最近、近隣で見かけ写真に撮っていた蛾である。

大きさは、体長1センチ弱ぐらいはあったのではないであろうか。凄い小さいとは思わなかった。

種名の方は、オカトラノオヒメハマキだと思われる。紋様のパターンは、クリイロヒメハマキ系であり迷ったが、私が見た上の写真の個体は、どうしてもクリイロ(栗色)の雰囲気は持たずに、明らかに青と鼠色の配色であった。

こうした事も換算すると、紋様の雰囲気がドンピシャという感じではないが、オカトラノオヒメハマキで合ってるんだろうなとの結論に至った。

幼虫の食草は、種名にもなっているが、オカトラノオとの事である。この蛾の写真を撮った敷地でオカトラノオを見た事はないが、柵の向こうは池もある大きな公園である。柵があり、遠回りになるので、殆ど行った事はないに等しいが、そちらの公園に、オカトラノオなりヌマトラノオなりが生えているんだと推測できる。