ホソバコスガ 成虫 Xyrosaris lichneuta (Meyrick, 1918)

数日前にも来ていたが、昨晩も我家の外灯下に来ていた蛾である。

大きさは、体長8ミリぐらいのとても小さな蛾である。

種名は、ホソバコスガと判明。

幼虫の食草は、ニシキギ科のマユミやツリバナやニシキギやツルウメモドキ等のようである。近隣で、自然に生えているのは、マユミとツルウメモドキといったところであるが、我家の庭には、実生から育てたマユミとニシキギが植ってはいる。

さて、生息分布の方は、国内は、北海道から九州近海を経て、沖縄本島含む南西諸島まで。海外の生息分布は、韓国や台湾からは報告が上がっているようである。

ケブカカスミカメ Tinginotum perlatum (Linnavuori, 1961)2nd

先ほど、我家の外灯下を覗きに行ったら、この極小のカメムシが沢山来ていた。

大きさは、体長で3ミリぐらいしかないのではないであろうか?一般的に、このカスミカメの平均サイズとして言われている5ミリ強もないように感じるのだが……。

種名は、ケブカカスミカメ。2年前の4月5日にも、投稿済みの種であるが、今回は種名の謂れとも言える毛深の特徴が見て取れる写真が取れたと思う。

一応、食性の方は、針葉樹を吸汁するとの事である。

生息分布の方は、国内は、本州以南……九州を経て、沖縄本島含む南西諸島まで。海外の生息分布は、韓国と台湾からの報告が上がっているようである。

さて、気になるのは、本日、この小さなカメムシは、どこから飛来したのであろうかということである。越冬していた個体群なのであろうか。羽化したばかりの個体群なのであろうか。3月から10月ぐらいまで見ることが出来るカスミカメのようである。

また、本日は久しぶりの本格的な雨である。この天気も、本日のこのケブカカスミカメの飛来と関係しているのか、来年の同じような条件になる日が来るのを、今から楽しみにしておきたい。

オオハガタナミシャク 成虫 Ecliptopera umbrosaria umbrosaria (Motschulsky, 1861) 2nd

先ほど、我家の外灯下に来ていた蛾である。本日は、この1匹しか見つける事が出来なかった。

大きさは、前翅長14ミリといったところ。

調べたところ、直ぐにオオハガタナミシャクと判明。2年前の9月にも投稿していることも確認した。

この蛾の幼虫の食草は、ブドウ科のヤブガラシやノブドウやサンカクヅルやエビヅルとのことである。

この蛾の生息分布は、国内は、北海道から九州を経て、沖縄本島を含む南西諸島まで。海外の生息分布は、台湾やインドに、殆ど同じ外見の蛾が生息していることを知った。ネット上では、簡単に行き着けなかったが、おそらく他のアジア諸国にも生息しているものと思われる。

一般的には、5-6月と8-10月に年2回出現する蛾と紹介されている事が多いが、今回のように、3月の終わりには羽化する個体もいるようである。

この蛾の特徴として、止まる時に腹部を反り返して止まるというのがあるが、上の写真でも、その特徴は見て取れる。