コメツブツメクサ

本日、庭の草むしり中に見かけ、写真に撮っていた。

名前は、コメツブツメクサ。原産地は、ヨーロッパから西アジアと言われていて、我国での初確認は、昭和の時代に突入して間も無い1930年との事である。

紛らわしい種に、コメツブウマゴヤシといったとても似た雰囲気の植物があるが、コメツブウマゴヤシの方が、葉や茎の毛が目立つとのことである。

コメツブウマゴヤシの方も、近隣でよく見かける植物なので、今度、じっくりと見比べてみようと思う。

最後に、もうちょと花のアップの写真を載せておく。

エゾノギシギシ

数年前までは、ギシギシもスイバも区別出来ないでいたが、ちょうど花が咲き始めた今時分の季節には、遠目に眺めるだけで、ある程度の区別が出来るようになってきた。

そして、昨年ぐらいから、ギシギシにも外来種をメインに数種類が存在している事を学び、実際の自然下で狭い範囲に、それらが共存している現場に気づき始めた。

以下は、そのギシギシの一つ。

株元の方の葉を切取って写した写真を以下に。

上の1枚目の写真で見て取れるように、赤みを帯びた粒があるのは、エゾノギシギシの特徴である。また、2枚目の写真で分かるように、葉幅があるのも、エゾノギシギシの特徴である。この広目の葉幅の特徴から、別名で、ヒロハギシギシとも呼ばれている。また、葉裏のチェックはしなかったが、葉裏の葉脈に毛が生えているとの事である。

本来は、ヨーロッパ原産の植物で、明治時代の1909年に北海道で初確認されたとの事である。それから113年が過ぎた………どうやって、この地まで辿り着いて来たのであろう?

また、直ぐ近くには、別種と思えるギシギシ達も混生している。ギシギシの類は、容易に交雑すると言われているが、上の写真の個体は、交雑している個体なのであろうか?

ギシギシの類に関しては、観察には事欠かない。近隣の自然下でも、ちょっとした自然下でも、容易に目にする植物だからである。

今後の楽しみが、また一つ増えた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

2022年5月9日追記

もうちょっと花が成長してエゾノギシギシの特徴が見易い写真が撮れたと思うので、投稿してみる。

ちなみに上部の葉は細く見えるが、株元に近い下の方の葉は、色々なギシギシの中では、幅が広い方であり、ヒロハギシギシの別名があるのが頷ける。

イヌガラシ

イヌガラシという名前は知っていたし、なんとなく姿形も知っていたつもりだったが、最近、小川の縁の少し乾き気味の場所で見かけて気になっていた植物も、イヌガラシなのかと知る事になった。

以下に、もう一枚。

この植物に気が付くキッカケとなったのは、小川沿いの菜の花の種類を観察していた際に、近くに生えてる少し似た雰囲気の黄色い小花を咲かせる植物は何であろうというところからである。明らかに、他の菜花達と比べると、花期が遅い印象であった。そして、茎も葉も、菜花達よりは、固そうな印象も抱いた。

ちなみに、ネットを使い調べたところ、キレハイヌガラシという種も存在するらしい事を知ったが、私には、いまいち違いが分からなかった。また、スカシタゴボウという似た種も知っているが、今回の植物は、私がスカシタゴボウと考える植物よりは、全然大きく成長しているように見える。

ただ、この植物は湿気の多そうな小川縁でも、乾燥気味の場所に生えていたような個人的印象を持った。あくまでも、現段階では、個人的印象である。