数週間前のことだが、近所の小川でガサガサをした際に、ヨシノボリの仲間が数匹入った。
今回は、捕まえた数匹を確実に家に持ち帰り、じっくり観察してみた。理由は、近所の幾つかの水系に、どんだけの種類のヨシノボリの仲間が生息しているんだろうと、本格的に調べてみようと思い始めたからである。
その時、捕まえたヨシノボリの仲間の写真は以下である。
この水系(小川)には、明らかに少しサイズが大きくて、シーズンを通して黒っぽいヨシノボリが生息している。こちらは、少し前に、クロヨシノボリというタイトルで投稿済みである。
しかし、今回捕まえた個体群は、小さめで少し詰まった感じの雰囲気である。調べてみたところ、一番特徴が似ているのは、旧名トウヨシノボリ……最近の名前でクロダハゼであった。
トウヨシノボリという名前が最近クロダハゼに変わった経緯は、ここでは触れない事にする(ちゃんとした説明をするとなると、しっかりとヨシノボリ属の勉強をしなければならなくなりそうだが……目下その時間が持てない)が、とにかく、このクロダハゼの特徴としては、大きくても6センチぐらいまでとの事である。
そして、私が住むエリア全般で見かけるヨシノボリは、このクロダハゼがほとんどなのではないかと想像している。
因みに、この小川には、明らかに数センチ大きいクロヨシノボリや、ヨシノボリの仲間ではないが同じハゼ科のヌマチチブなんかも生息しており、今回のクロダハゼとクロヨシノボリは、同所で捕まえることが出来るスポットもある。このため、今までは、婚姻色が出た体色が濃くって大きいのが雄で、顔が長く無くサイズも小さくって色が付いてない個体が、雌だと思おうとしていた。
ただ、今回の投稿の背景には、それらは別種で、クロヨシノボリとクロダハゼの2種に分けれるとの確信が少し持て始めたからである。
ただ、一方で、じゃあ、産卵期に婚姻色が鮮やかに出たクロヨシノボリの雌はどれ?とかクロダハゼの雄は確実にどれ?とか、もう少し両種の雌雄の見分け方や現地でのデータを増やして更に裏を固めて行く必要があるとも当然思っている。
まぁ、家からすぐ側の小川だし、このヨシノボリの仲間は、ウジャウジャ居るので、データは嫌でも増えていくと思われる。