コバンソウ

近隣の何処かしこでも見かけるわけでは無いが、たまに見かける植物である。

ムギの仲間で、そのひらっべたい小判のような花穂から、コバンソウと名付けられたと思われる。

元々は、地中海沿岸の植物らしく、渡来は1884年と言われている外来帰化植物である。まだ、茨城県より北の地域には、それほど拡大はしていっていないとの解説を読んだ。

私の中でのこの植物の花期は、春という感じである。

クロテンヨトウ 成虫

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

ネット上の色々な方々の紹介では、前翅長14ミリ内外と書いてあったが、私が見る限り、前翅長18ミリちょっとぐらいあったように思う。

幼虫の食草は知られていないとの事である。成虫の出現期は、今時分で合致している。

生息域は、本州以南九州以北。国外では、中国やアムール地方に生息していると書いてある解説があった。

ヨツボシハムシ ?

昨晩、我家の外灯化で見かけて写真に撮っていた。

大きさは、体長6ミリ弱。

なんとなく見覚えのある奴だとは思っていたので、過去の投稿を振り返ると、サイズや色のパターンとかが同系統のアトボシハムシという種の投稿をしている事を確認した。

同時に、世間にはヨツボシハムシという種も存在・認知されており、上の写真の個体は、ヨツボシハムシに近いと感じた。ヨツボシハムシに近いと感じたと表現した理由は、私が写真に撮った個体は、ヨツボシが完全に分離していないけど、ヨツボシハムシなんだろうなぁと思ったという事からである。一応、ネット上のヨツボシハムシの写真は、黒い星がそれぞれ独立した個体の写真ばかりで、私の撮った写真のような個体は簡単には見つけられなかった。

以下は、私の撮った写真の個体をヨツボシハムシと認識しての記述になる。

さて、このヨツボシハムシの集まる植物は、アマチャヅルにカラスウリ等との事である。家の近所で、アマチャヅルは見た記憶がないが、カラスウリは、何処にでもある。この習性は、アトボシハムシも同じである。

そして、気になったのは、アトボシハムシとヨツボシハムシの関係性である。このとても似た2種の繋がりが読み解きたくて、2種の分布域を国外含めて眺めて見ることにした。

そうすると、ヨツボシハムシの方は、本州から九州までと近海の島嶼に及んでいる事が分かり、国外では、中国東部との事であった。一方、アトボシハムシの方は、北海道から南西諸島までと広範囲で確認されており、国外では、中国、朝鮮半島、台湾と書いてある記事があった。この情報から、推理すると、陸続きの場所が多かった何千万年も前に、アトボシハムシは日本に移動して来ており、その後の陸続きの場所が限定され始めた時代に、姿を少し変えたヨツボシハムシが渡って来たのかなと思いたくもなった。

どうなんであろう?ただひとつ言えるのは、虫達の歴史の方が、人類の歴史より、全然長く古いことである。