ルリチュウレンジ 幼虫 成虫 Arge similis (Vollenhoven, 1860)

最近、近隣でサツキの葉をガジガジやっている幼虫を見かけた。

撮った写真を見返して、蛾の幼虫ではなく、ハバチの幼虫かと気が付いたが、ここで繋がった。出会いたかったハバチの幼虫であると……。

この写真を撮った時点で、幼虫の大きさは、案外と大きくて、10ミリちょっと超えるぐらいはある。

ルリチュウレンジの幼虫である。

ルリチュウレンジと言えば、仕事で毎週数回訪れる場所に、広範囲に及ぶツツジの植栽があるのだが、そこでよく見かける黒い(間近で見ると、少し青い光沢がある)ハバチである。

結構、沢山いるので、幼虫も直ぐに見つける事が出来そうと思うのだが、なかなか幼虫には出会えないでいた。しかし、今回、他の場所のサツキの植栽で出会うことが出来た。

さて、このルリチュウレンジの生息分布は、国内は、北海道から九州を経て、南西諸島まで。海外は、朝鮮半島、台湾、中国の南東部に生息しているようである。まぁ、園芸植物とも言えるサツキやツツジの輸出入と共に、世界各地へと拡がってしまいそうな昆虫の気もする。

一応、成虫の写真も載せておく。

フタテンヒメヨトウ 成虫   Hadjina biguttula (Motschulsky, 1866)

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長14ミリぐらい。

種名は、フタテンヒメヨトウ。

3年前の7月にも投稿済みの種であるが、その時よりは大きな写真が撮れたので、再投稿してみる。

さて、幼虫の食草は、キク科のセンダングサ属であるが、近隣には幾らでも生えている植物である。

フタテンヒメヨトウの生息分布は、国内は、北海道から屋久島辺りまで。海外の生息分布は、ちょっとこの蛾の学名で検索してみたが、しっかりしたソースを見つけることは出来なかった。

エチゴキバネハムシダマシ?  Lagria (Lagria) nigricollis Hope, 1843

最近、近隣で、この甲虫を見かけて写真に撮っていた。

最初は、アカハネムシの一種かと思い写真に撮ったが、写真を見ると、もの凄い毛深さである。

大きさは、体長10ミリ弱ぐらいだった。

種名は、エチゴキバネハムシダマシ(旧名ニセハムシダマシ)なのではと思う。

凄い似ている種にオオメキバネハムシダマシ(旧名ハムシダマシ)がいるようであるが、上の写真の個体が、オオメキバネハムシダマシの特徴である大きな複眼を持っているようには、インターネット上の写真との比較を経ても、思えなかった。

さて、このエチゴキバネハムシダマシの生息分布は、国内は、北海道から九州まで。海外の生息分布は、ちょっと分からなかった。近似種のオオメキバネハムシダマシの国内の生息分布の方が、国内の島嶼からの報告もあり、分布が拡がっているように見えたが、正直、2種に私が期待した地域的棲み分けを読み取る事は出来なかった。