エチゴキバネハムシダマシ?  Lagria (Lagria) nigricollis Hope, 1843

最近、近隣で、この甲虫を見かけて写真に撮っていた。

最初は、アカハネムシの一種かと思い写真に撮ったが、写真を見ると、もの凄い毛深さである。

大きさは、体長10ミリ弱ぐらいだった。

種名は、エチゴキバネハムシダマシ(旧名ニセハムシダマシ)なのではと思う。

凄い似ている種にオオメキバネハムシダマシ(旧名ハムシダマシ)がいるようであるが、上の写真の個体が、オオメキバネハムシダマシの特徴である大きな複眼を持っているようには、インターネット上の写真との比較を経ても、思えなかった。

さて、このエチゴキバネハムシダマシの生息分布は、国内は、北海道から九州まで。海外の生息分布は、ちょっと分からなかった。近似種のオオメキバネハムシダマシの国内の生息分布の方が、国内の島嶼からの報告もあり、分布が拡がっているように見えたが、正直、2種に私が期待した地域的棲み分けを読み取る事は出来なかった。

ミツオビキンアツバ 成虫 Sinarella aegrota (Butler, 1879) 2

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長10ミリぐらいだった。

写真を見て下唇髭の雰囲気から、直ぐにヤガ科クルマアツバ亜科の蛾かと推測できたが、クルマアツバ亜科を当たると、ミツオビキンアツバという種と判明。

同時に、2年前の8月半ばに自宅に現れた同種の投稿を既にしていることも確認した。ただ、その時の写真よりは、大きく写せたことと、当時と比べて、蛾を眺める視点が増えていることから、その蛾を眺める時の新たな視点も絡めて再投稿してみたく思う。

前回の投稿時も触れているが、幼虫の食草は、蘚類いわゆる苔である。

この蛾の生息分布の方は、国内は、北海道から屋久島辺りまで。海外にも、生息しているとは思われるが、自分自身で確認出来てはいない。