メガネドヨウグモ 雌 Metleucauge yunohamensis (Bösenberg & Strand, 1906).

少し日が経ったが、4月半ばに近隣で見かけて写真に撮っていた蜘蛛である。

大きさは、体長で12ミリぐらいであったのではなかろうか。

調べたら、直ぐに、メガネドヨウグモと判明。写真の個体は、大きさ的に雌だと思われる。

じっくり観察しようと思ったら、急に脚をピンと伸ばしたのだが、この行為の意味は何なのであろう?

さて、このメガネドヨウグモの生息分布は、国内は、北海道から九州まで。海外の分布は、韓国(おそらく北朝鮮にも)には生息しているようである。

チャイロキリガ 幼虫 Orthosia odiosa (Butler, 1878)

10日ほど前に、近隣で見かけた蛾の幼虫である。

竹の棒で頭上のクヌギやコナラの木をバサバサしたら、降ってきた感じである。

既に丸々と太って、40ミリぐらいはありそうだった。

種名は割り出すのに手こずったが、チャイロキリガの幼虫である。

この日、同じ木からは、似た雰囲気のニトベエダシャクの幼虫が沢山降ってきたが、虫に関心のない普通の人の鑑識眼だと、おそらく一緒に片付けてしまう可能性がある。流石に、4年ぐらい昆虫を観察していると、何か違うと気が付ける勘(感覚)が養われているので、この1匹は、違うとスルーしなかった。

ちなみに、以下に、同時に降ってきたニトベエダシャクの幼虫をアップロードしてみる。

ニトベエダシャクの幼虫

さて、チャイロキリガの幼虫の食草は、バラ科やカキノキ科やブナ科の樹木の葉である。上の個体が落ちてきた木も、コナラの木であった。

さて、このチャイロキリガの生息分布は、国内は、北海道から対馬含む九州まで。海外は、朝鮮半島とロシア沿海州南部にはいるようである。

ヤドカリグモ 雄? Thanatus miniaceus (Simon, 1880.)

数日前に近隣で見かけた小さな徘徊性のクモである。

大きさは、体長で5ミリぐらいだったと思う。

種名は、エビグモ科のヤドカリグモだと思う。

決めては、腹部上面の長い菱形の紋様である。

生息分布の方は、国内は、北海道から九州を経て、沖縄本島含む南西諸島まで。海外は、韓国からの生息報告が上がっているようである。