クロハナノミ Mordella brachyura (Mulsant, 1856)

最近、近隣で、この虫の存在に気が付けるようになった。

大きさは、体長8ミリぐらいである。

ハエの仲間っぽく見えるが、甲虫目の甲虫である。

種名は、クロハナノミとしておく。(もしかしたら、近似種の一種かもしれない。)漢字で書くと、黒花蚤のようだが、未だ見てはいないが、蚤の如くに跳ねるらしい。

生息分布の方は、国内は、北海道、本州、四国。海外は、韓国……あとは、ヨーロッパのフランス以東ポーランド辺りまでと、スウェーデンの南部に生息しているようである。

ホタルハムシ? Monolepta dichroa (Harold, 1877)

最近、近隣で見かけたハムシの一種である。

大きさは、体長で5-6ミリぐらい。

このハムシをスルーしなかったのは、胸の背部の色が少し朱色で濃かったことと、胸部と頭部の色が違うことだったかもしれない。

そして、少し眺めていると、胸部の上方の両角の角張も印象的に映った。また、上の写真だと分かり難いが、上翅は、黒というよりは、角度によっては深い青緑の光沢がある。そして、とにかく、上翅がツルツルで、鏡面の如くである。

これらの特徴で調べると、ホタルハムシという種が外見的には似ているなと思った。ただ、ホタルハムシの一般的な紹介だと、頭部もオレンジ色の個体が殆どで、サイズも若干小さく報告されている。

まぁ、今のところ、上の写真の個体をホタルハムシとして話を進めると、ホタルハムシの食草は、キク科、タデ科、イネ科、マメ科等であり、上の写真の個体がいた場所は、それらの植物の宝庫である。(ただ、上の写真の個体が載っている植物が、写真がボケてしまい分からないが、なんか見慣れない植物の気もしてきて気になり始めている。)

最後に、このホタルハムシの生息分布は、国内は、北海道から屋久島辺りまで。海外の分布は、ちょっと分からなかった。

コシロカネグモ 雌 Leucauge subblanda (Bösenberg & Strand 1906)

数日前に我家の外灯下で見かけたクモの一種である。

よく見ると、1番後ろの脚の付け根付近に長毛が生えているが、これが、この蜘蛛だけの特徴なのか、今後見極めていきたい。

大きさは、体長10ミリぐらいではなかったかと思う。

我家の定番グモのひとつであるアシナガグモかと思ったが、よく見て初めて腹部の紋様が違うことに気が付いたぐらいなので、アシナガグモよりは少しふっくらしていて、サイズも全体的な雰囲気も似ている印象のクモの気がした。

種名は、コシロカネグモだと思う。同じような仲間に、オオシロカネグモやチュウガタシロカネグモがいるが、上の写真の個体は、コシロカネグモだと思う。

上の写真の個体が雌だと断言しているのは、雄は腹部より頭部の方がバランス的に大きく、おまけにもっと赤味のある色をしているからである。

さて、このコシロカネグモの生息分布は、国内は、北海道から九州を経て、沖縄本島含む南西諸島まで。海外は、朝鮮半島とロシア沿海州南部に生息しているようである。