昨晩、我家の外灯下に来ていたカミキリムシの一つである。
大きさは、体長20ミリぐらいだったであろうか。
写真の画素が落とされ、分かりにくくなってしまっているが、このカミキリの特徴は、全体を通しての黒い色と、全身に生えている微毛であろうか。
種名は、マルクビケマダラカミキリだと思う。こう断定して来ると、俄然、胸背部も丸くて、本種の特徴を捉えているように見えて来てしまう。
さて、このマルクビケマダラカミキリは、乾燥した材とかの中でも、幼虫が生息できる、むしろそうした材を好むのか、木工製品とかから成虫が現れたりすることがあるカミキリとの事である。
生息分布の方は、国内は、本州以南……九州まで。海外の生息分布は、北米、そしてヨーロッパ中央から東部にかけて生息しているが、これらの地域は、このカミキリを、木材や木工製品の輸入から持ち込まれた侵入生物として捉えているようである。こうなると、本来の生息域は、日本を始めとした極東アジアなのであろうか?