ホソバトガリエダシャク Planociampa modesta (Butler, 1878)

近隣でこの蛾を見かけたのは、ほぼ1週間ほど前のとても陽気を感じる暖かい日のことだった。

大きさは、前翅長で20ミリぐらいだった。

種名は、調べたところ、ホソバトガリエダシャクなのではないかなと思っている。

ネット上の写真を見ていて分かることだが、このホソバトガリエダシャクの上翅の紋様は変異が多く、その点から種を特定するのは難しかったが、早春にブナ科の雑木林に現れ、前脚が長く、このような止まり方をするのは、ホソバトガリエダシャクなのではと思いたい。

同じ時期に現れる同じ属の蛾に、ヒロバトガリエダシャクという種がいるらしいが、どうもヒロバトガリエダシャクの方が、ズングリとした蛾のような気がする。

さて、幼虫の食草は、ブナ科のクヌギやコナラを筆頭に、カバノキ科やバラ科、ツツジ科と意外と広範に及んでいるようである。

ホソバトガリエダシャクの生息分布の方は、国内は、本州、四国、九州。海外の生息分布は、朝鮮半島の南側には生息しているようである。

コメントを残す