ササグモ

数日前に、近隣の草はらで写真に撮っていた蜘蛛である。

基本的に、蜘蛛は種によっては紋様の変異も大きく、種を同定するのに難しさを感じていてスルーすることが多いのだが、この日、この蜘蛛の写真は撮っていた。

そして、意外と簡単に種が判明した。名前は、ササグモというらしい。

また、この写真の個体は、雄である事が分かった。雌の方は、頭部よりも腹部の方が大くて、結果、腹部背側の紋様が目立つ感じである。

この蜘蛛は巣を張らずに、葉の上を歩き廻り、かなりの敏捷な動きで、小昆虫を捉えてくれるようである。

この習性から、農業害虫退治には使えそうな蜘蛛である。実際に、過去に導入した例が、日本にもあるとウキペディアには書かれていた。

今後、この蜘蛛がいる環境下では、どんな小さな生態系が維持されているのか、ちょこちょこ観察していこうと思った。

ビロウドハマキ  成虫

この蛾は、数日前に近隣で見かけ写真に撮っていたものである。

昔から名前は知っており、昨年仕事中に壁に止まっているのを一回だけ見ていた。その際には、虫など全然興味の無い仕事仲間の方が、この蛾の存在に気が付き、「なんかやばいのがいる」みたいに、はしゃいでいたのを覚えている。仕事がひと段落した際に、写真にでも撮ろうと見上げると、既にその場所からは立ち去っていた。

そして、今回は写真に撮ることができた。

名前は、ビロウドハマキ。大きさは、この写真の個体で、体長4センチ弱ぐらいありそうだった。

幼虫の食草は、カエデ、アセビ、アラカシとか、要は何でも食べれそうな雰囲気である。

この蛾の生態として興味深いのは、本来、南方系の蛾であり、昔は千葉県辺りが北限だったみたいである。

しかし、近年、温暖化の影響も伴い、生息域を北へ北へ伸ばし続けている種である。

2020年の現在、茨城県の県南には確実に生息している。一体、何処まで北上しているのであろうか?

アカマダラメイガ 成虫

一昨日、近隣の里山の草はらで見つけ写真に撮っていた。

この手の蛾にしては、大きいなという印象を持っていた。

前翅長で20ミリ弱ぐらいあった気がする。

名前は、直ぐにアカマダラメイガと判明。個体によっては、ピンク色の部分が、もっとハッキリとした鮮やかな色になる個体もいるようである。

幼虫の食草はマメ科の植物という事である。シロツメクサやアカツメクサ辺りが、幼虫の食草になったりしているのかなとも考えたい。

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2021年8月4日追記

我家の外灯下には、ちょこちょこ来ている印象を持っているが、昨晩撮った写真が、まぁまぁ鮮明に撮れていたので、投稿してみる。