コテングアツバ 成虫

先ほど、家から徒歩で行ける場所の外灯下で、見かけ写真に撮っていた。

実のところ、少し前に近所で見かけ写真撮影を試みていたが、ピンボケの写真しか撮れなかった。今回はと期待したが、今回もイマイチである。

大きさは、前翅長12ミリぐらいだったのではと思う。初見の蛾に逃げられずに写真に撮るのに集中してしまって、正確な大きさを記憶するのを忘れてしまった。

種名は、コテングアツバだと思う。東海地方以西で見られていた蛾であり、近年、関東地方でも見られるようになってきたとのことである。

秋に現れる蛾で、成虫で越冬との事である。幼虫の食草は知られていないとの事であるが、今のところ、この蛾を見かける範囲が限定されているので、真剣に時間をかけて突き詰めていけば、絞れるのではと思う。

さて、この蛾の分布で気になるのは、本州から九州までは納得がいく。しかし、石垣島というのには、興味が湧いてしまう。最近知った事だが、南西諸島が日本の本土と陸続きではなくなったのは、相当な昔のようである。今の今まで石垣島の亜種として独自の進化をせずに本土と同じ種のままというのが凄いと感じてしまう。

クロアゲハ 成虫

最近、近隣で、このクロアゲハの写真撮影に成功した。基本的に、捕虫網で追いかけて捕獲してまでは写真撮影しないので、今回は、幸運な事に地面にクロアゲハの新し目の屍を見つけた次第である。

大きさは、開帳で12ミリぐらいだったんじゃないであろうか。黒系のアゲハ蝶(ミヤマカラスアゲハオナガアゲハナガサキアゲハ)には近隣で数種類出会って来ているが、今回のは、クロアゲハだよなとは、現場でも感じていた。

ちゃんと調べた所、やはりクロアゲハであった。雌であり、雄の翅の表面は、もっと黒一色のようである。因みに、このクロアゲハが飛んでいる時には、もっと朱色の部分が目立つ気がするが、後翅の裏面には、朱色の紋様が表面より沢山あり、それらが並んでいるのが見えるからである。

幼虫の食草は、所謂、日陰に生えている柑橘類との事である。

ウスハラアカアオシャク? 成虫

数日前に、我家から車で5分ぐらいの場所(水田脇)の外灯下で見かけて写真に撮っていた。

大きさは、開帳で17ミリぐらいだったと思う。種名に関してだが、ウスハラアカアオシャクやホソバハラアカアオシャクやハラアカアオシャクといったいった似たような名で近似種として、ネット上に写真や情報が混乱して氾濫してしまっている気がする。

ゆえに、私の投稿のタイトルは、本当は、ハラアカアオシャクの一種とした方が良いかもしれないも思った。

同じ頃に、我家の敷地でも、同サイズの同種と思えるアオシャクに出会っている。写真は撮ったのだが、多分、上の種と同種と思われる。

という事で、種が確実に特定出来ていないので、幼虫の食草に関しては、言及を控える。

ここでひとつ思う事がある。紛らわしい種を、ネット上の画像の特徴だけから同定するのではなく、出現時期や生息する標高や気候帯、それに発見場所の周囲環境から絞っていく作業が求められているように感じてきた。