ヒメツヤヒラタゴミムシ ?

最近、まだ水が張られていない田んぼ脇のブロックの下で発見。数匹いた。逃げ足は、メチャクチャ速い。

爪の大きさから分かるように、大きさは12ミリないぐらいだと思う。

この大きさぐらいの小さなゴミムシを当たると、マルガタツヤヒラタゴミムシやヒロムネナガゴミムシやヒメツヤヒラタゴミムシなんかが候補に挙がったが、背胸板が思いの外、小さめという写真からも得れる特徴を見ると、ヒメツヤヒラタゴミムシなんかが妥当なのかなとも思った。

実際のところ、これらの小さめのゴミムシの仲間達は、ネット上でも種名のしっかりとした統一感とかもなく、情報も錯綜しているので、実際は、なんという種かは正式には分からないものが多いのではないだろうか。

この凄く小さなゴミムシの特徴として整理したいのは、

✳️発見場所は、森林地帯ではなく、田んぼ周りであった。

✳️摘んで、まじまじ見て気が付いたが、上翅には微かな光沢がある。

✳️背胸板が、横長では無い気がする。

✳️腹側というか脚の方が赤っぽく薄い色に見えた。動いている時から、ちょっと赤茶色っぽく見えた。

✳️匂いが不快であった。腐敗臭のような…。

以上…そんなところであろうか。

ここのところ、小さなゴミムシの仲間達に、少しづつ知識が付いてきた気がするので、フィールドでどんどん小さなゴミムシ達に出会い、違いや共通性を、自分なりに見出して行ければなと思う2021年の春である。

クロココモリグモ?

近隣の田んぼ脇の耕作放棄地で見かけた。

種名は、なんとかクロココモリグモに落ち着いた。このコモリグモの仲間は、似たような紋様のものが多かったが、ある方のページで、茨城の南部で田んぼにいるコモリグモは、ほぼクロココモリグモと思って良いとの記事に後押しされた感じである。

大きさは、体調で1センチちょっとぐらいあったのではと思う。

ところで、コモリグモの名の由来は、産卵時期になると腹部の背側に子蜘蛛達を背負ったような姿になるところから来ている。その状態は、ネット上の写真で沢山見れるが、個人的には苦手な光景である。鳥肌もんに気持ち悪い…。

現在では、コモリグモ科に属するが、昔はドクグモ科という科にに属していたようである。

コマルガタゴミムシ

素早く動くこいつをアスファルト上で見つけて、なんとか摘んで写真に撮ろうと試みたが、動きが速いのに加えて、小さ過ぎて、なかなか摘めない。

やっとこさ、摘んで写真に撮ったのが以下の一枚である。サイズは7〜8ミリといったところであろうか。

同じ日に、ほぼ同じサイズのニセマルガタゴミムシと思しき種を見つけていたが、そちらと比べると、こちらは全くの光沢感無しである。

この光沢の無い特徴から考えて、上の写真の個体は、コマルガタゴミムシであろうと結論づけてみた。正解である事を願っている。

さて、このコマルガタゴミムシが歩いていた場所は、結構自然の中に近い環境であった。一方で、ニセマルガタゴミムシと思しき小甲虫が居た場所は、建物とかに囲まれる少し人口的なスペースであった。

今後は、こうしたマルガタゴミムシの仲間達に好みの環境や棲み分けがされているのか等も、注目していってみようと思う。