クサグモ

少し前に、雑木林内や、ふとした駐車場脇のの生垣上で、この以下の写真のクモをよく見かけていた。

しかし、なかなか種の特定には至れなかったのだが、これには理由があった。私が目撃したり写真に撮っていたクモは、クサグモという種の幼体であり、成体になると幼体時代とは随分と異なる色彩に変わる為、中々、幼体と成体を同種と確信して良いのか踏み切れなかったのである。

そして、上の写真のような幼体が成長して、赤色っぽいところが迷彩っぽくチェンジした成体を見つけて写真に撮れ時、投稿しようと考えていたら、少し前に、クサグモの成体と思しき個体を見つけて写真に撮る機会に恵まれた。

その時に写した写真が以下のものである。まだ成体というよりは亜成体なのかな。

とにかく、時期的なものなのか、胸部の赤っぽい幼体には出会うが、成体には出会えないでいたクモである。

名前は、クサグモ。似た種にコクサグモもいるが、正直、上の写真の個体がクサグモなのかなコクサグモなのか分からないのは告白しておく。

このクサグモもコクサグモも、生垣などの樹木の葉の上に地面と平行になるような皿状(?)の巣を作り、その中で生活するようである。

雑木林の葉の上でも、多数のクサグモの幼体に出会ったが、彼らの巣が何処にあるかは視界には入らなかった。

ヨダンハエトリ

最近、近隣で見かけて写真に撮っていたクモである。

ハエトリグモの仲間っぽいし、腹部の特徴的な鮮やか目の紋様から種に辿り着き易いと踏んだが、実際に直ぐに種名に辿り着けた。

大きさは、体長8ミリぐらいだった。種名は、ヨダンハエトリ。腹部の赤い帯が四段あるところから、ヨダンハエトリとなっているらしいとのことである。雑木林内の草の上等で見かけられる事が多いとの文章を読んだが、確かに、私がこの蜘蛛を見かけたのは、雑木林内であった。

私には、十分派手な紋様のクモに思えたが、上の写真の個体は、雌であり、雄はもっと鮮やかなワンポイントを他の箇所に備え持っているとの事である。

雄にも出会ってみたいと思ったが、蜘蛛の世界は、メスよりオスの方が小さいのが常の世界である。肉眼で見た時に、その小ささと紋様の鮮やかさが、どう映るかは、出会ってみてないので、今のところ、 何とも言えない。

ゴミグモ

前々から投稿しようと思っていて忘れているクモが居たのを思い出した。

撮影年月日は、本年5月6日。名前は、ゴミグモ。

それまで、たまに蜘蛛の巣に汚く食べたものの残骸が多数くっ付いているのは偶然とばかり思っていたが、どうもこれが偶然でないケースもあるようで、故意にそういうものを作り、中に潜んでいるのが、このゴミグモである。

今回は、この手の蜘蛛の巣を見つけた時に、知識があったので、何処にゴミグモが潜んでいるのだろうと触っていると、ビックリしたゴミグモが拳の上に飛び乗ってきた感じである。

写真は、その時に撮ったものである。