コゲチャオニグモ  Neoscona punctigera (Doleschall, 1857)

最近、我家の庭で見かけた蜘蛛である。

大きさは、体長10ミリぐらい。

大きめの円網を張っていて、この雰囲気だと、オニグモの仲間であろうとの予測は立つが、調べたところ、コゲチャオニグモであろうとの結論に至った。

コゲチャオニグモというだけあって、焦茶色をした個体も居るのだが、とにかく色彩の変異の多いオニグモらしい。

生息分布の方は、国内は、本州以南……南西諸島まで。海外の生息分布は、韓国以南……インドネシア辺りまで。西は、インドまで。

ササグモ 雌  Oxyopes sertatus L.Koch, 1878

近隣で、この蜘蛛は時々見かける。

この個体は雌なので、体長10ミリぐらいと大きい。

は、腹部が全然細くって、全体的に小さく見える。

生息分布の方は、国内は、本州以南……沖縄本島含む南西諸島まで。海外の生息分布は、韓国、台湾、中国東岸、東南アジア、インド南部やスリランカからの報告が上がっているようである。

デーニッツハエトリ? 雄 Plexippoides doenitzi (Karsch 1879)

昨晩、我家の外灯下で見かけたハエトリグモのひとつである。

どうしても、カメラを近づけられない場所にいた為、真上からの写真が撮れなかった。

大きさは、体長7ミリぐらいで、小さいハエトリグモだなとの印象を持った。

おそらく、デーニッツハエトリの雄だと思われる。

小さいから判別しにくいのか、マミジロハエトリのように普通に見られるハエトリグモとの事だが、近隣で印象に残っていないハエトリグモであるかもしれない。

ちなみに、デーニッツという名前の由来は、明治時代の外国人医師でクモ学者のW. デーニッツに因んでいるとのことである。

さて、このデーニッツハエトリの生息分布は、国内は、北海道から九州までで、本州は高地から低地まで、全域に生息しているようである。海外の生息分布は、韓国からの生息報告は、上がっているようである。