ムクノキ

昨日、庭の芝の草取りをしていた時に、15センチぐらいに育った木の苗を発見。調べるまでもなく、鳥の糞の中から発芽したムクノキの小苗だと分かる。数ヶ月前には、同じ場所の草取りをしているので、その後に発芽し、成長したんだと思われる。結構似た小苗に、ケヤキも有るが、周りにケヤキの木が見当たらない我家の庭のこんな場所で、ケヤキが突然発芽したりはしない。

近隣の樹木相をパッと思い出してみるが、ムクノキの存在は、とっさに思い出さない。同じように、鳥の糞から発芽して結構大きくなったと思われる榎(エノキ)は、よく見かけるのだが……苗木の状態では、エノキもムクノキも、同じような比率で見るのだが、大きく育っているのは、エノキばかりが目に付くという事を言いたがっている。

このムクノキもエノキも、実が鳥に食べられ、その種子が糞と一緒に排出されて、育ったと思われる苗木に、ほんとよく出くわす。そして、エノキの苗木があれば、ムクノキの苗木も側にあるみたいな感じの時も多い。きっと、鳥達が、エノキの実とムクノキの実とを、区別して食べ分けていない事に繋がる気がする。

エノキやムクノキの実が熟す頃に、それらを集め、庭の鳥の餌台(現時点では無い)に、分けて乗せてみて、どんな鳥達が、食べているのか、食べ分けをしているのかを観察してみようかなとも考えた。果たして、そんな時間がある事やら。

ツチフキ

我家のある地域の水路には、このツチフキという魚が沢山生息している。冬場(夏場には、あまりガサガサの網に入らない)には、かなりガサガサした網に入ってくる。

全長10センチ前後のとても可愛いらしい小魚で、本来の生息地域は、濃尾平野、近畿地方、山陽地方、九州北西部と言われているが、1960年代からは、関東の霞ヶ浦水系でも生息が確認されている。

似た魚に、ツチフキより少し大きく育つカマツカという魚が居るが、カマツカが砂底を好むのに対して、ツチフキは泥底を好むとの事である。

このツチフキを丁寧に捌いて油で揚げて食べた事が有るが、とても美味しかった記憶がある。アッサリ白身で、ハッキリした旨味もあり、冬場という事もあったのか臭みも全然無く、淡水/海水の色々な魚と比べても、結構美味しかった記憶がある。

以下に、近所で捕まえたツチフキの写真を、オスとメスの違いの解説付きで載せておく。

オスの背鰭は、メスのものより、大きくなり、先端が伸びてる特徴がある。あまり触れられていないが、尾鰭も、オスの方が尖っている気もする。そして、オスの方が、メスよりも大きく成長する。

一方、メスは背鰭がオスのものより小さく、あまり先端が尖っていない傾向にある気がするし、尾鰭も尖らず丸っこい印象。顔も、オスよりデコボコしてなく、サラッとした印象。