ヒメコガネ

小学校の体育館の床に居た甲虫。少し小さめな身体つきから、ヒメコガネではと思う。このヒメコガネは、体色にバリエーションがある事でも知られている。

このヒメコガネの成虫は、植物の葉を色々と食べるとの事で、野菜を作る農家さんからは、害虫として捉えられている昆虫のひとつ。

そして、私が今回注目したのは、このヒメコガネの幼虫が好むのが、針葉樹の根という事実である。この甲虫を見つけた所から殆ど離れていない場所に、サワラかヒノキの林が、確かに有る。だからどうしたと言われそうだが、私が何となく掴みたがっているのは、こうした甲虫の活動行動半径である。

もし、そうした針葉樹の林(生活圏)が伐採されてしまった時には、他の理想的な環境まで移動して行けるのかなという疑問(不安?)である。

針葉樹の林が、どんどんと伐採されて、ソーラー施設へと姿を変えるのを見て、少し気にかかけてあげたい生き物のひとつには違いない。

オオシマカラスヨトウ(成虫)

先日、我家から2キロぐらい離れた所にある親族の家の裏手の林の中を散策中に見つける。

見つけた時から大きめな蛾の印象があったが、オオシマカラスヨトウと分かる。成虫の餌は、樹液や腐った果実。一方で、幼虫の餌は、クヌギやコナラ、エノキ、サクラの葉っぱ。

確かに、見つけた場所は、クヌギを中心とした雑木林と言える場所だ。

以下に、その時撮った写真を載せておく。サイズや模様は、少し違うが、同じオオシマカラスヨトウと思われる。