セスジナガキマワリ

昨晩の庭のパトロールでは、こんな甲虫も見つけていた。

この手の黒い甲虫類も、少しづづ正解の種に絞って行くための知識が、私の中で増えて来た。今回も、先ずは、木に登ってる→比較的動きが速いとは言えない→大きさや羽の特徴→眼の形等から、セスジナガキマワリであろうと断定した。写真だと、前翅のパート(腹部)がそれほど長くは見えないが、実物を見たときの印象が細長いだった事は確かである。

キマワリの餌は、キノコ類や菌類との事である。因みに、殆ど同じ場所で、1ヶ月ぐらい前に、今回のセスジナガキマワリよりふた回りぐらい大きめのキマワリという種を見つけていたので、そちらの投稿も、良かったらご覧になってください。

以下は、セスジナガキマワリの写真である。一緒に写っているのは、フタスジナメクジ

クロシタアオイラガ(幼虫)

最初に、初投稿から1年経って、我家のヒロヘリアオイラガと思っていた幼虫が、クロシタアオイラガの幼虫であると確実に気が付いた。ゆえに、本日2020年7月30日、投稿のタイトルを、クロシタアオイラガ 幼虫と改めさせて頂いた。

以下は、オリジナルの一年前の投稿のままである。

因みに、クロシタアオイラガの成虫の投稿は、こちらからお入りください。

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昨晩の庭のパトロールで、このよく見かける蛾の幼虫も見つけていた。

直ぐに、ヒロヘリアオイラガと分かったが、この蛾の若齢幼虫の特徴である集団で行動するという習性を垣間見た瞬間でもあった。今までも、ヒロヘリアオイラガの幼虫を一匹一匹見つけて処分する度に、集団で居る処を一網打尽に処分してしまいたいと思っていたが、今回はそれが叶った。

園芸に興味を持つようになり、かれこれ15年弱、このヒロヘリアオイラガとは長い付き合いだけど、偶然にも、中々、若齢時の集団で行動してる現場には遭遇して来てなかった。(記憶から消えているだけの可能性も大いにあるが……)

さて、このヒロヘリアオイラガに刺された事は何回もあるが、痛みは一瞬で、後に尾はひかない。ただ、少しイラッとした気持ちになり、犯人を探しては、踏み潰してやろうとの気持ちを起こさせるだけの多めに見れない不快な刺激はある。

ところで、今回この私にとっては馴染みのあるヒロヘリアオイラガの事を調べていて、凄く興味深い事実を知った。それは、このヒロヘリアオイラガが、元々は、東南アジアの生き物で、中国経由で、1920年代に鹿児島に入ってきた外来生物という事である。そして、1970年代には、西日本の各地で生息が広がり始め、関東の太平洋岸の県で確認され始めたのは、比較的最近の事のようである。私が暮らす茨城県より北の県では、まだ生息報告が、それほど出ていない種という事実である。

そして、日本生態学会が発表している日本の侵略的外来種ワースト100に選ばれているという事実も、今回初めて知った。ちなみに、同じ東南アジアからの外来甲虫であるヨコヅナサシガメという甲虫は、このヒロヘリアオイラガの天敵との事である。

最後に、昨晩、単独で行動するまでに成長していたヒロヘリアオイラガの幼虫も見つけた。その写真もアップしておく。

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2020年6月 15日追記

上の写真の個体は、クロシタアオイラガの幼虫だと思うようになった。

キマダラテングイラガ (幼虫)

昨晩の庭のパトロールで、モミジの木にこの幼虫を見つける。

最初は、一見見慣れない形だったので、遠目には、幼体なのか蛹なのか卵なのかも分からなかったが、捕まえて観察してみると、何かの虫の幼体であろうとは想像出来た。同時に、この大きさと、モミジの葉を食していたことから、イラガの幼虫の一種なのではとも予測していた。

そして、その推理を基にして、正解は、キマダラテングイラガということが、直ぐに判明した。

幼虫は、栗やモミジの木に付くらしい。そして、この幼虫も毒針を持っているらしく、確実に触れると痛い毛虫である。毒針は、繭にも付着しているとのことなので、キマダラテングイラガの繭も、扱いには注意を要するのかな。