ホシハラビロヘリカメムシ 幼虫 成虫

これも、昨晩の夜の庭のパトロール中に撮った写真である。

アメリカ産の野葡萄の葉の上に止まっていた茶色いカメムシ。比較的、直ぐに名前が判明。

ネットで検索した結果、ホシハラビロヘリカメムシとの事である。判別の決め手になったのは、成虫も幼虫も食べ物が、マメ科植物の汁という点だった。近くに、手をこまねいている葛(クズ)が有るし。ホシハラビロカメムシで間違い無いと思う。

マメ科植物が好きという事で、大豆農家には、被害が出るらしい。汁を吸われると、具体的にどんな被害が出るのか、そのうち調べてみようと思ったりした。

ちなみに、このカメムシを紹介している記事の中に、臭いカメムシでないとの紹介があった。大雑把に緑のカメムシは、臭い種類が多く、茶色い種類は、それほどでも無いと書いてあった。

毛虫の毒棘の人体実験は、ちょっと遠慮するが、今後、カメムシの匂い実験は、自らやってみようかなと思った。


2020年3月8日追記

カメムシのアルバムを整理していたら、このカメムシの幼虫と思われる写真を発見したので、ここで紹介しておくことにする。

撮影年月日は昨年の9月1日。

ユミアシゴミムシダマシ

昨晩の庭の夜間パトロールで、家の外壁にへばり付いてるのを発見。懐中電灯で照らして、写真に収めようとするが、懐中電灯の下からの灯りで、写真に昆虫の影が出来てしまい、頭部等の重要な箇所が鮮明に写っていなかったので、それならと思い、パッケージで、一晩過ごしてもらい、今朝の明るい所で撮ったのが以下の写真。

さて、ユミアシの語源は、弓足。前足の脛節が湾曲している特徴に由来してユミアシ。

すごく似た種類に、オオユミアシゴミムシダマシという種も居るが、こちらの生息域は、東北と北海道となっている事と、この写真でも胸部背側の真ん中に窪みというか線が見て取れるが、これはユミアシゴミムシダマシの特徴で有り、オオユミアシゴミムシダマシの方には、ハッキリとした特徴として現れないとの事である。

このユミアシゴミムシダマシが食べるのは、菌類等である。故に、生きてる生物を捕食している似たような甲虫のゴミムシ類の持つ敏捷性は、それほど持ち合わせていないらしい。どおりで、懐中電灯で照らし続けても逃げようともしないし、パッケージの中に入れても、暴れる気配は無かった。

幼虫は、所謂朽木の中で育つミルワーム。きのこ類を主食にしているので、椎茸の原木栽培とかをしている農家さんからは嫌がられてしまうのかな。

上手な住み分けしてもらいたいな。

少し前に、10メートルぐらい離れた場所(同じ我家の庭の中)を日中に歩いていた似たような外見のキマワリの投稿をしているので、良かったら、そちらもご覧になってください。

追伸: 今回のユミアシゴミムシダマシがいた場所と数メートルしか離れていない地面に、少し前にオサムシの一種が、ダンゴムシを咥え、猛スピードで走り去るのを目撃した事があるので、そちらも再開次第、写真に収めてみようと思う。

フタスジナメクジ(ナメクジ)

マダラコウラナメクジの投稿をして以来、多くの方のナメクジに関するネット上の記事を読まさせて頂くうちに、日本に生息するナメクジの種類に少しづつ知識や興味が湧いてきていたのだが、もしかして、我家の庭には、一般的によく知られているチャコウラナメクジ以外に、別の種類が居ないかなとという疑惑が浮上してきた。

というのも、庭に茶色っぽいのとは違うグレーのナメクジも居ないか?という朧(おぼろ)げな残像が脳裏をよぎるのと、そのグレーのナメクジの正体と言える日本在来の所謂ナメクジ(フタスジナメクジ)の特徴として、樹上によく這い上がるという性質が有るという記事を読んで、今の土地に引っ越してきて、まだ植えた庭木が小さかった頃、ことごとく庭木が、ナメクジの猛攻にあった事を思い出した。

春先の芽出しの頃に、夜になると、大抵の庭木の芽という芽を舐め尽くしている無数のナメクジ達に、閉口したのをハッキリと覚えている。最初のうちは、植木用のハサミで、ナメクジの身体を半分に切って退治していたが、翌晩には、また、減るどころか、更に多くのナメクジが、木や花の芽を舐めまくっている姿を目にし、ナメクジって、身体を分裂させた分だけ、増殖していないかと疑心暗鬼になってしまうほどだった。

そんなナメクジの猛攻も、数年で終息。原因は、ナメクジの減少と時を同じくして、庭で見かけるようになった天敵のコウガイビルの台頭かと勝手に思い込んでいるが、真実や如何に。

そして、今年、あのグレーの時にずんぐりむっくりしたナメクジの残像に、再度出会いたいなと思っていた矢先、偶然にその機会は訪れた。

雨上がりの夕方、偶然、2メートルぐらいの樹高のモミジの木を眺めていた時に、随分高い位置の葉っぱの上に、ダンゴムシらしきものを見つけ、手繰り寄せてみたところ、それはダンゴムシでは無く、ナメクジである事に気が付いた。

しかも、グレーのずんぐりむっくりした奴。以下が、その写真。アップしてから思ったが、下のナメクジは、茶色っぽくも見えますね。💦

この時は、これが、所謂、在来のナメクジの子供なのか、庭でよく見かけて、ハッキリとその特徴を見極めていたチャコウラナメクジの子供なのか、分からなかった。正直、甲羅の名残りが見えると言えば、見える気もするし。

しかし、その晩、庭のマユミの木を昇る明らかに甲羅の名残りの無いグレーのナメクジを見つけ、写したのが、下の一枚。

甲羅の名残りは、全然見て取れない。色もグレー。これが、日本在来のフタスジナメクジという所謂ナメクジと呼ばれているナメクジなのかなと思う。

我家の庭には、やはり2種類のナメクジが居た事が判明。このフタスジナメクジは、近年、都会部では、チャコウラナメクジに取って代わられ、殆ど姿を見なくなってるとの記事も読むことがあったが、少なくとも我家の庭には、2種類のナメクジが居ることは分かった。

下の写真は、本日、職場の近くで、チャコウラナメクジでも居ないかなと、ひっくり返した一発目のブロックの下に居たチャコウラナメクジの子供達。ハッキリと甲羅の名残りを見て取れる。ちなみに、後から気が付いたけど、よく見ると極小の陸生貝も写ってるね。(笑)