ハリギリ

茨城県内の雑木林では、比較的目にする落葉高木である。一瞬、葉の形から楓の仲間と思いそうだが、全然違う。

このハリギリは、若芽を山菜として食べる事が出来るとのことである。少しづつ、近所のハリギリの場所を覚えて来たので、来年の春先には、若芽を少しだけ摘まさせてもらって、食してみようかなと思う。

コハクオナジマイマイ

先日、家族が目覚め始めて家が賑やかになる前に、一人、朝の散策に出かけてみた。目的は、カタツムリでも見つけたいなという気持ちであった。

目的地は、車で10分圏内の少し山林みたいな場所。少し山林という表現を使っているのは、私が住む地域は、高い場所でも標高30メートル以下の低地なので、厳密に山林と表現出来る場所はない。しかし、植生が豊かそうで、常に少しジメッとしてそうで、なんかカタツムリに出会えそうな予感と期待は持てる場所だった。

そして、予感は的中。初見の最大長1,5センチぐらいの小型のカタツムリが、結構な密度で生息していた。

家に帰り名前を調べたところ、コハクオナジマイマイという種類で有ると分かった。元々は、九州地方や中国地方西部に居た国内固有種であるが、少しづつ他県でも生息が確認され始めている種類である。

関東でも、幾つかの県で、生息域調査が行われていたりするが、私が住む茨城県では、比較的広範囲に生息域が確認されており、農作物への被害も報告されている。以下に、明らかに、このカタツムリが食害したと思われる葉が近くにあり、それも写真に撮ってきたので、に貼り付けておく。

さて、このカタツムリは、写真だと分かりづらいが、黄色く見える所は、もっともっと鮮やかな薄緑に見えて実物は結構綺麗な見た目の小型のカタツムリである。このように見える理由は、殻が薄く、軟体部が透けて見える事に依るみたいである。寿命1年のカタツムリである。

スジコガネ

昨日、近所の里山を散歩中に見つけた。

第一印象は、とにかく金属光沢が目立っていた事と、雄の特徴である触角のフサフサと、上翅に明白な筋が見えた事である。

家に帰って調べたところ、スジコガネと断定した。微妙に大きいサイズで、オオスジコガネという種類も居るらしいが、現段階では、どちらでも構わない。

習性としては、卵から成虫までに3年かかるらしい。成虫の食べる物は、針葉樹の葉っぱ。ゆえに、杉や檜の造林地では、時に大量発生した時に害虫として扱われるコガネムシの種類。

近隣の針葉樹の造林地が、ソーラー発電を筆頭に、どんどん伐採開発されていく昨今、少しづつ減少して行く運命のコガネムシなのかな。