イラガ(幼虫)

少し前に、夜の庭のパトロールで見つけていた蛾の幼虫。

名前は、イラガ。アカイラガ、ヒロヘリアオイラガに続き、我が家の庭で確認出来た3種類目のイラガの仲間。当然、毒針を備えている。

ニイニイゼミ

先ず最初に、今年は例年より、ニイニイゼミの鳴き声をよく耳にするような気がすると感じているのは私だけなので有ろうか?

梅雨明け前の冷夏の影響なのか、アブラゼミやミンミンゼミの鳴き始めが遅く、そういった印象になるのかもしれないが、とにかく我が家の庭でも、メリハリ無く味気も無いあのニイニイゼミの鳴き声を、今年は常に聞くことが出来る。

このニイニイゼミは、昔は、街中にはあまり居ない蝉だったらしい。どおりで頻繁に捕まえた記憶が無い。子供心に、幾何学模様のステンドグラスみたいな翅を持った小さめの珍しい蝉の印象を抱いていた。

さて、木の枝等に産卵されたニイニイゼミの卵は、その年の秋には孵化して、幼虫達は地中へと潜り、地中での生活を始めるとの事である。地中での幼虫期間は、4年と言われ、日本の蝉の仲間の中では長い方である。蝉の成虫は、通説より長生きしてるとの最近の研究が有り、どの蝉も1ヶ月弱は生きている様だという事である。

翅は、遠目にはまだらに色が入っている様な印象を受けるが、確かに色が付いてるブロックも有るが、大部分は透明である。

また、幼虫がほぼ必ず泥まみれなのも、本種の特徴である。そして、このニイニイゼミの幼虫の脱け殻は、他の蝉の抜け殻と比べると、成虫の大きさの割には、とても小さい印象を受ける。どうやってあの体のサイズが、あの小さな脱け殻から出てこれるのと疑問が生じるのだが、この疑問は、ニイニイゼミを捕まえてみると、直ぐに解決する。翅が長いだけであって、体自体は、他の蝉の様に長く無く、寸詰まりで短く小さい事に、直ぐ気がつく。

ミヤマカミキリ

少し前の週末、カロリーゼロのエナジードリンクを購入しようと入ったコンビニの駐車場で、息絶えたこのカミキリムシを見つける。そして写真に撮った。

厳密には、写真を撮った場所は、私が暮らす行政地区から、500メートルぐらい出た所にあるコンビニであるが、人間の地図上には線引きが有っても、昆虫や動物達には関係無い事なので、今回、私が暮らす同じ地区で見つけた昆虫ということで紹介させてもらう。

大型で体表に微毛が生えていて、胸部には横シワが有る特徴。ミヤマカミキリだと思う。

習性としては、成虫はクヌギやコナラの樹液を食す。幼虫期間は、3年程で、広葉樹の中を食害しながら成長する事から、農家さんの大切にしている果樹の樹木自体が幼虫の食害の被害を受ける事が有る。

さて、ミヤマを漢字で書くなら、深山。私が住む地区は、深山とは形容し難いが、深山に匹敵する自然が残っていると誇りに思っても良いような地域なのかもしれない。ただ、目下、昆虫を始めとした動植物の生態などは顧みられずに、開発の手が進んでいる。

人間が生きて生活して行く上で、開発自体は良いと思う。ただ、自然との調和を計算しない開発は、愚かな人達の行動の様に思えて、賛成しかねるのは、私だけなのかな。

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2021年7月19日追記

昨晩、我家の外灯下にもやって来た。