ウスバカミキリ

昨日、仕事から帰宅後に、子供達を誘って、隣町の整備された雑木林に、カブトムシやクワガタムシを採りに出かけた。

お目当てのカブトやクワガタは、それほど採れなかったが、大きなカミキリムシが居たので、持ち帰り写真に収めてみた。

ネットで調べてみた所、ウスバカミキリという名前が判明。

ウスバカミキリの名の由来は、上翅が薄いところから来ているらしいが、色彩的には薄く見えないが、捕まえた時に気が付いたのだが、本来硬いはずの上翅がペコペコ潰れる紙みたいに脆い印象。この辺から、ウスバカミキリと名付けられているのかなと思う。

このカミキリムシの特徴としては、触角が何か粒々の微粒子をコーティングしたみたいなところが有る。また、上から見た時に、写真のように屈強な牙が見える種類は、ノコギリカミキリ亜科の特徴という事なので、今後色々なカミキリムシを捕まえた際には、注目して観察してみたい。

幼虫は、様々な樹木の中で育つようで、成虫になるまでに2年以上を要するという事で有る。

余談として、このカミキリムシを家に持ち帰る道中、車中で子供達が、虫たちが大暴れしているとの報告とともに、小さなプラケースの中からは、ガサゴソ、ガサゴソと凄い音が聞こえてきていた。と同時に、虫達の脚が、どんどんもぎれてるとの報告も受けていた。この脚を食いちぎっていた犯人が、ウスバカミキリであり、とても凶暴なカミキリムシとも言えるのではないだろうか。

ヤマナメクジ

昨日、仕事から帰宅後、カブトムシでも取りに行こうよと子供達を誘うと、二人とも即答で「行く」と答えて、長袖長ズボンに着替え始めた。

向かう先は、隣町の整備された雑木林。この日は、先客が帰った後だったのか、思いの外、カブトムシや子供の喜びそうなクワガタムシは採れない。

ただ、個人的には、色々と面白い生物に遭遇する事が出来た。そのうちの一つがこれ。

体長15センチ超えのヤマナメクジである。ヤマナメクジに出会うのは初めてではなく、子供の頃に九州の北部に住んでいた時に、山で遊ぶ時にかなり遭遇できたナメクジである。当時は、背中のツブツブが、蟻がたかっているのかと思って、じっと目を凝らして観察したものだった。昨日発見した個体は、ツブツブの隆起が目立たなかった気がする。

さて、関東での生活も、約30年。ヤマナメクジとの遭遇は、九州の時以来、久しぶりだった。もし、このヤマナメクジを、誰かが人為的に放したものでなければ、現在、私が住む地域にもヤマナメクジが生息しているという証拠になる。

因みに、このヤマナメクジを発見した場所は、私が住む市の境界線から1キロぐらい外の他の自治体の領域で見つけたものだが、動物や昆虫に、人間が決めた境界線など関係無いし、殆ど同じような環境下での発見なので、私が暮らす地区で見つけた生き物として紹介させてもらった。

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2020年4月12日追記

本日午前中、近所の里山で見つけて、写真に収めていた。

最初は、何だろうと思ったが、ヤマナメクジの幼体だと思う。大きさは、7センチぐらいだった。気になったのは、尻尾の方に糞みたいのが付いているが、ナメクジの肛門って、そんな場所にあったのかという事である。