1週間ほど前に、近所の里山を散策中に撮っていた蜘蛛の写真を投稿することにする。
この蜘蛛は、この場所にしか居ないというわけではなく、我が家の庭でも蜘蛛の巣を張り、何匹も生息している。ただ、背景の透けた蜘蛛の巣の上のクモに、スマホのカメラでピントを合わせるのは難しく、これと言った写真が撮れていなかっただけである。
今回は、葉を背景にしているところに、たまたま遭遇したので、ある程度ピントの合った写真が撮れた。その時撮った写真が以下のものである。
小さいけど、とても鮮やかな黄緑色をしたクモというのが、日常的に我が家の庭で見かけてた時からの印象。そして、ちゃんとした一般的なイメージの蜘蛛の巣を張るクモという認識も持っている。夜に活動(網の中心での待ち伏せ行動)してるとのことである。
サツマノミダマシの名前の由来は……先ず、この蜘蛛の太鼓状の腹部が、櫨の木の実に似ているところから来ている。色はともかく、確かに形は櫨の木の実に似ている。そして、昔の京都や福井地方の方言で、櫨の木の果実を薩摩の実といったらしく、薩摩の実そっくりみたいな意味合いで、サツマノミ-ダマシとなったという事である。とても納得の行く名前の由縁である。