アオバハゴロモ

このとても小さな昆虫は、ここ数年、我家の庭では、大量発生している気がする。7月になる前ぐらいから目に付き始め、9月になった現在でも、まだ少し目にする事ができる。ピークは、7月、8月。

写真が酷くて申し訳ないのだが、以下にアップしておく。

本来の色合いは、白緑といった感じ。所謂、ハゴロモ科の昆虫の中では、幼少の時から一番目にしてきている種類の気がする。逆にアオバハゴロモ以外に、何か印象に残ってるハゴロモ科の昆虫を知っていたのかと問われたら、知らないと答える事しか出来ない。

さて、このアオバハゴロモを見てて気が付いた事があるとしたら、写真でも分かるように、葉では無く、枝に寄生しているように感じる。因みに、庭のあらゆる木で見つけれるのだが、高密度で生息しているのは、庭に沢山植わっているモミジのような気もするのだが……

ちなみに、アオバハゴロモの幼虫の姿は、かなり不思議な出で立ちで、まさに極小の綿ゴミみたいな感じである。一瞬、虫の卵みたいにも思いたくなるのだが、ゆっくりと移動しているところを目撃すると、卵では無く孵化した幼生なんだと気づかされることになる。この極小の綿菓子の破片みたいな物は、本来の昆虫の幼生の姿に、自ら出したこの蝋物質をまとう形で出来上がってるとのことである。

昼間にでも鮮明な写真が撮れたら、また写真のアップロードしたいと思う。

ハヤシノウマオイ

少しタイムリーな時期を逃したが、我が家の庭始め近隣の雑木林では、8月いっぱい迄は、夜になると、このハヤシノウマオイの鳴き声が、あちらこちらの樹上(大概は高さ3メートル未満)から聴こえてきた。

我が家の近辺のハヤシノウマオイの鳴き声は、言葉で表すと、🎶シッチョン…………シッチョン…………シッチョン🎶と言った感じ。鳴き声の守備範囲は、10メートル四方に1匹と言ったところ。

このハヤシノウマオイを撮ったと思われる写真が以下のものである。

写真から分かるように、前脚と中脚に鋭そうな棘が見て取れる。この棘を利用して小昆虫を捕まえる肉食性の性質も持ち合わせている。

ハヤシノウマオイノには、凄い近似種でハタケノウマオイなる種類も居るみたいだが、両者の違いは、ハタケノウマオイの方が開けた草原みたいなところを好み、鳴き声も、もっとインターバル短く、速いピッチで鳴くようである。

取り敢えず、我が家の庭に居るのは、ハヤシノウマオイのようである。

イチモンジセセリ(成虫)

このセセリ蝶の仲間は、つくば市の仕事先で、たまに見かける。

名前は、イチモンジセセリ。写真からも分かるように、後翅の裏の点が一列(一文字)に並んでるところから、イチモンジセセリと名付けられている。

幼虫の好む食草は、イネやススキのイネ科の植物に、他にもカヤツリグサ科の植物。時に、イネを食害する害虫となる事から、古くから、イネを守るためのイチモンジセセリ対策は、色々と施されてきているようである。

そうした対策が功を奏しているのかは分からないが、家の近所の水田周りで、このイチモンジセセリに出会ったことは、今のところ記憶に無い。

一方、同じ科のオオチャバネセセリには、近所の水田周りで、比較的出会う事ができる。オオチャバネセセリに関しては、その幼虫の好む植物のひとつであるアズマネザザ(篠竹)の手付かずの群落が、私の家の周りに沢山存在する以上、安泰の生息圏を持っている昆虫なのかもしれない。