ハラビロカマキリ

我家の庭には、少なくとも2種類のカマキリが生息している事が分かったが、その内の一つがオオカマキリ。そして、もう一種が、今回の投稿の主役、ハラビロカマキリである。

ハラビロカマキリの印象は、オオカマキリと比べると小さく、ぱっと見、ズングリムックリしている。そして、小さめのまだ成熟しきっていない個体は、外敵に気が付くと、決まって尾を持ち上げて威嚇のポーズみたいなものをしてくる。

さて、ハラビロカマキリには、ムネアカハラビロカマキリなる外来種も、結構繁殖してるとのことなので、早速捕まえて、我家の庭のこのカマキリが、ハラビロカマキリなのか、ムネアカハラビロカマキリなのかを、調べてみる事にした。

違いは、逆さまにした時に、胸のところが、全体的に均一に赤っぽいのが、ムネアカハラビロカマキリの様である。あとは、前脚の腿節の小突起の数が、ハラビロカマキリは、3,4個なのに対して、ムネアカハラビロカマキリの方は、ずっと数が多いみたいである。

紫の2本のラインは見えるが、均一に赤っぽくはなっていない。これは、ハラビロカマキリなんだと思う。

ハラビロカマキリ類の他の特徴としては、前翅に、対になった小さな白い点が有るとの事である。また、上の写真でも分かるように、前脚の腿節に黄色い複数の突起が見て取れるのが、ハラビロカマキリ亜科の特徴との事である。遂になった白い点は、以下の写真で確認して貰えればなと思う。特徴との事だが、意識しないと気付かないような小さな白い点ではあるが……

さて、数年前に、我家の庭の同じ木に形状の違うカマキリの卵鞘を見つけた際、興味深かったので、写真に撮っておいた。以下が、その時の写真。

上がオオカマキリの卵、下がハラビロカマキリの卵かと思われる。


2019年10月6日追記

更に違うカマキリが、我家の庭に居ました。コカマキリ

オオカマキリ

前々から、我家の庭にカマキリが居ることは知っていた。そして、冬場に複数の形状が違うカマキリの卵鞘が見つけれる事から、庭に複数種のカマキリが生息しているとも考えていた。

昨日、子供の頃から馴染みのあるありふれた昆虫であったカマキリを捕まえてみて、遂にとうとう、じっくり観察する事により、種を特定してみた。

先ずは、我家でよく見る大きい方のカマキリ。

この9月の頭の今の時期には、既に10センチぐらいに成長し、かなり大きいカマキリ。ただ、この写真だけでは、何カマキリか分からない。

そこで、カマキリの種の特定法をネットで調べたところ、カマキリを逆さまにして、胸の所(鎌と言える前脚の付け根と付け根の間)が黄色なら、オオカマキリ。オレンジ色なら、チョウセンカマキリとの事であった。

そして、写真の個体とは別の個体ではあるが、昨晩確認してみた所……

黄色い。この事からもオオカマキリと分かる。

また、後翅が全面黒なのも、オオカマキリの特徴と書いてあった。少し可哀想だが、翅を開いてみた。

全面が黒い。これもオオカマキリの特徴らしい。

以下の写真は、数年前に、我家の庭の同じ木に明らかに形状の違うカマキリの卵鞘が付いているのに気が付き、興味深かったので、写真に撮っておいたものである。

上が、今回の投稿の主役であるオオカマキリの卵で、下のものは、ハラビロカマキリの卵と思われる。

我家には、記憶では、家の外壁に、更に違うカマキリの卵鞘っぽいのが付着してた気もするので、そちらの方も、発見した際には、写真に収め、紹介してみたいと思う。


2019年10月6日追記

やはり、更に違うカマキリが、我家の庭に居ました。コカマキリ

ツマグロオオヨコバイ

昨日、裏庭の草むしり中に、この小さな昆虫が沢山居ることに気が付く。この昆虫が好んで付いている草は、キクイモ。

写真を撮ろうと接近すると、ことごとく素早く葉裏に隠れてしまう。その葉裏に移動する時の動き方が、ヨコバイ(横這い)という名前の由来になっている。

サイズが半分ぐらい小さいもので、ツマグロヨコバイという種類もいるらしいが、そちらは稲の害虫とのことである。

ところで、このツマグロオオヨコバイの幼虫も、少し前に沢山目にしていたが、とても鮮やかな薄い黄色で美しい色合いの幼虫であった。

最後に、毎年毎年、裏庭に生えてくるキクイモの葉が、なんか乾燥気味で白けたところが多い気がしていたが、もしかしたら、このツマグロオオヨコバイに吸汁された痕跡なのかもしれないと思い始めた。少し他の土地のキクイモの葉などを見比べて、この辺の事も今後意識を持って観察してみたい。