ホトケノザ

少し前に、シソ科オドリコソウ属のヒメオドリコソウという帰化植物の投稿をしたので、同じ科の同じオドリコソウ属のホトケノザという植物の投稿もしてみたく思う。

正直なところ、よく見れば結構違いが有るのだが、身近な雑草に関心を持ってない人には、ヒメオドリコソウもホトケノザも区別がつかないのではないであろうか?

かくいう私もそのひとりだった。ただ、今回、ホトケノザの投稿をして、少し前には、ヒメオドリコソウの投稿をしたぐらいなので、今後は2者が、ゴチャゴチャになる事はないと信じたい。

そして、我が家の庭に、現在生えているのは、どちらかを確認したところ、それは、ホトケノザである事がしかと確認出来た。

以下が、昨日、庭でホトケノザを写した写真である。

名前は、ホトケノザ。名前の由来は、上部の方の茎を包むように生えている葉を仏様の鎮座する座に喩えての事のようである。ヒメオドリコソウオオイヌノフグリと同じように秋に芽生え冬を越し、早春より花を咲かせる越年草。夏前には種子を作り枯れてしまうんだと思う。ただ、ヒメオドリコソウやオオイヌノフグリと違うのは、古来よりずっと日本に生息している在来種という点がある。

私の個人的印象では、我が家の庭でも、あちこちで繁殖しているわけでなく、家の表側にはあっても裏手には全くない等、厄介な繁殖力を備えた雑草の気はしない。抜きやすいのも、好印象。

最後に、春の七草に数えられているホトケノザは、この植物ではなく、コオニタビラコという別の植物との事である。こちらのコオニタビラコのロゼット状になった冬の葉も、確かに今回のホトケノザとは違ったタイプの仏様の座に見える気はする。