一週間前に、近隣で見かけた。最初は、細長い蛾かと思ったが、真っ直ぐ触角を伸ばしているところから、トビケラって、こんな感じの昆虫ではなかったかと調べたところ、ニンギョウトビケラという種が、一番似ているとの結論に至った。
大きさは、体長で12ミリぐらいだった気がする。
さて、このトビケラの幼虫と言えば、少し山裾の流れの速い側溝とかに、小石をまとわりつけた巣の中で生息している姿をしばしば見る。
所謂、平地の部類に分類される近隣でも、ちょっと起伏のある谷地の轟々と水が流れる側溝とかには、生息しているのは知っている。ちなみに、幼虫が潜り込む巣の周りに明らかにしっかりとした礫をくっ付ける理由は、水流の中でのひっかりというか錘の役目をしてもらうためと書いていた記事があった。
しかし、今回居た場所は、急な流れや、礫が有りそうな水路や側溝は、あまり近くに無いような場所である。どこで誕生して来ているんだろうとの疑問が生まれた。近くの水辺は、泥がメインで、ところどころ人為的に土や礫が偶然流れ込んだような箇所があるぐらいである。
まぁ、臭いなという場所をガサガサをして、このトビケラの幼虫が網に入ってくれば良いのだが……。(元々、山は遠く、近隣の水系に石や礫が殆どないエリアである。いつの時代から、この地にいるニンギョウトビケラなのかや、他のエリアのニンギョウトビケラと少し違う生態を持っているのか等、気長に突き止めて行きたい。)