数日前に、我家のテラスの上を徘徊しているところを見かけて、写真に撮っていた。
一瞬、蟻と思いそうだが、蟻と考えるには大きく、腹部だけでも、2センチ弱ぐらいありそうなサイズである。
実際のところ、私には正体の目星は付いていたのだが、気になった点は、触角の雰囲気であった。
昨年の2月に、やはり我家のテラスで、似たような昆虫を見つけ写真に収め、ヒメツチハンミョウ?という種名で投稿していたことから、上の写真の個体もツチハンミョウの仲間であろうとの予測はついた。
しかし、昨年、ヒメツチハンミョウとして投稿した種の特徴であった触角の中央辺りの瘤が、今回は見てとれないのである。
ここで、ある方の投稿に、インパクトのある瘤があるのはヒメツチハンミョウで、目立った瘤がないのが、オオツチハンミョウであるとのような記載もあった事から、また、今回の上の写真の個体は、お腹が丸く大きく見えた事からも、タイトルに、オオツチハンミョウ?を選ばさせて頂いた次第である。
ただ、冷静に、触角の瘤の有る無しは、雌雄の差であったりしないであろうかと慎重に眺めている自分もいる。
最後に、このツチハンミョウの仲間は、カンタリジンという有毒成分を持つ事で知られるが、その辺の詳細は、私のヒメツチハンミョウの投稿に書いてあるので、そちらで掴んで頂ければなと考える。
上の写真の個体の第一印象として、腹部のはち切れそうな大きさがあったが、正直、この膨らみの意味はなんであろうとの好奇心は、現場でも私の中には芽生えた。これが産卵の兆候と結びつくのか、それとも捕食者達へのアピールであるのかも気になったりはした。
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