ナヨタケ Psathyrella gracilis (Fr.) Quél.

最近、近隣で見かけたキノコである。

キノコなんか種名に辿り着くことは至難の業と思ったが、このキノコは、案外直ぐに種名が判明。

ナヨタケという秋から早春に見られるキノコらしい。

柄が細く、ナヨナヨってしているところが、名前の由来かと思われる。

そして、種の同定の決め手になったのは、細い柄の地中部分が、モワモワッとした毛綿状になるという点であった。以下に、その特徴が分かる写真を。

食用に出来るかは分からないが、歩留まりの悪そうな傘径2センチぐらいのこの大きさのキノコをわざわざ食べる必要性もない気がする。

最近、分かってきたことだが、キノコというのは、この地球上での歴史が古いのか、世界中に拡がっている気がする。という事で、このキノコの世界分布を眺めると、ヨーロッパも北米アメリカも、北緯45度のライン前後に生息しているキノコである。そして、日本や、ニュージーランドにも、生息しているのも分かる。ニュージーランドは、南半球にあるが、北緯を南緯に当てはめると、大体同じぐらいの緯度である事が分かる。

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