ナシグンバイ Stephanitis nashi (Esaki & Takeya, 1931)

先ほど、我家の外灯下に来ていたグンバイの一種である。

大きさは、体長3ミリぐらいといったところであろうか。

種名は、ナシグンバイ。

バラ科の樹木を吸汁するグンバイである。果樹園とかでは、害虫として要マークされている昆虫である。

生息分布の方は、国内は、本州、四国、九州。海外は、韓国と中国の一部から生息報告が上がっているようである。

コガシラコバネナガカメムシ 成虫 Pirkimerus japonicus (T.Hidaka, 1961)

先ほど、我家の外灯下に来ていたカメムシの一種である。

大きさは、体長9ミリぐらい。

胸部の雰囲気から、ナガカメムシ科(実際は、コバネナガカメムシ科であった)を当たると、コガシラコバネナガカメムシという種がヒットしてきた。

オリジナルの写真では、ハッキリ見えていたのだが、上のアップロードされた写真でも辛うじて見て取れるが、身体に結構長いフワフワした毛が生えている特徴が見て取れる。

ササや竹を吸汁するカメムシのようである。

生息分布の方は、国内は、本州。海外は、中国やベトナムにいると紹介されている方もいた。そして、中国からの外来種との見方もある。

マルバネウスグロアツバ? Hydrillodes pacificus (Owada, 1982)

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長16ミリぐらいだったのではないだろうか。

直ぐに、ハイハイ……我家の外灯下の定番のソトウスグロアツバHydrillodes lentalis(Guenée, 1854)かヒロオビウスグロアツバHydrillodes morosus(Butler, 1879)のどっちかでしょみたいにスルーしようと思った。しかし、色合いがアップロードした写真だと微妙に変わってしまったが、オリジナルの写真だと、緑色というかオリーブグリーンの要素も結構入っていて、普段我家で見かけるタイプとは違うタイプだなとは感じていた。

こうして、種をもう一度検討していると、マルバネウスグロアツバという種のネット上の紹介に、この色合いと雰囲気のものが使われていることがある事に気が付いた。そして、マルバネウスグロアツバの名の由来であるマルバネ(前翅の頂翔が白い外横線の辺りから丸くなり始めている)の特徴が、確かにあるよなと見えて来たのである。ただ、これも、いつもと違う雰囲気のウスグロアツバということから来る思い込みの可能性もなくはないと慎重になりたくも思う。

という事で、今回はマルバネウスグロアツバにクエスチョン・マークを付けるという形で投稿させて頂いた。

マルバネウスグロアツバの幼虫の食草は、他の2種と同様に枯葉と思われる。

マルバネウスグロアツバの生息分布は、国内は、本州(関東地方南部)以南……九州近海を経て、沖縄本島まで生息しているようである。海外の生息分布は、ちょっと分からなかった。