コウンモンクチバ 成虫 Blasticorhinus ussuriensis (Bremer, 1861) 2nd

数日前に我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長23ミリぐらいだったと思う。

直ぐに、コウンモンクチバであろうと予想が付いたが、この個体は、灰色味が強いというか、そんなふうに見える。巷では、もっと薄黄色がメインになる個体も多い気がする。

一応、3年前の7月11日にもコウンモンクチバと思われる個体の投稿をしているので、そちらも確認して頂きたい。

コウンモンクチバの幼虫の食草は、マメ科の植物ということで、取り敢えず、近隣だと、ヤブマメだったり、フジだったりするのかと思う。ちなみに、タデ科のスイバも食べるとの情報もある。

生息分布の方は、国内は、北海道から対馬含む九州を経て、屋久島辺りまで。海外は、朝鮮半島、台湾。おそらく、ロシア沿海州南部にも生息しているものと思われる。

最後に、近隣では、ウンモンクチバという名前が似ており、もっと茶色味の強い少し大きめの種も生息している。他にも、ニセウンモンクチバやオオウンモンクチバという種もいるらしいが、この辺の識別に関しては、単に外見上の違いにばかりに目を向けるだけでなく、国内での棲み分けや海外での生息分布を眺める事により、種の違いを見分けるヒントを掴む事も必要かと思われる。

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