ベッコウガガンボ Dictenidia pictipennis

一昨日、我家の庭で見かけた昆虫である。

大きさは、体長17ミリ弱。

この昆虫は、モミジの木にやって来ていたのだが、一眼で蜂に似ているけど、蜂ではない昆虫なのは分かった。

写真を撮ろうとすると、凄く高いところに飛び去ろうとしたので、咄嗟に近くにある魚網で掬ったのである。しかし、その際に、とても可哀想なことになったが、傷んでしまったのが上の写真である。

弱った個体を写真映りが良いようにと翅を触った瞬間に、腹部の先に鋭い針を確認して、「やっぱ……ハチか?」みたいに、手を退けたが、正体は、ベッコウガガンボというガガンボの一種である。

ちなみに、腹部の先の針まで蜂に似せているというわけではなく、ガガンボのメスの腹部の先は、皆,針みたいに尖っている気はする。腹部の先端が尖っていた上の写真の個体は、メスなんだと思う。

さて、生息分布の方は、国内は、本州、四国、九州では確認されている。海外の生息分布は、韓国からの報告が多数上がっているようなので、朝鮮半島にもいると思いたい。

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