昨夜、久し振りに懐中電灯を片手に、我家の庭の夜間パトロールをしてみた。
最近、我家の庭の生態系のバランスが取れているのか、何かが異常繁殖してる?とかは、感じないし、小さな昆虫達にとっては、捕食者達の数が増えているのか、あまり出くわさなくなってきている気がするが、昨夜のパトロールでは、数種類の昆虫や小さな生き物を見つける事ができた。
雨上がりのモミジの木に1匹だけくっ付いていたのが、この蛾の幼虫。
リンゴドクガの幼虫。我家の庭では、ごくたまに見かける。大抵は、単独で1匹見つかるだけで、今回もそう。
そして、ドクガと呼ばれてるけど、毒は無いらしい。写真では、下の方が頭になるが、頭の方にある黒いラインは、興奮するともう少し太く押し出されて来るとの事である。カレハガの幼虫とかと同じ形態かな。
また、尾の方から2節目に、極小の粒が見てとれるが、これが、腺状物という器官で、興奮すると膨らみ、何か敵に不快な物質を出すところらしい。確かに、カレハガの幼虫も観察しようと捕まえた直後、尾の方に、オレンジのポチッとしたものが現れたのを覚えている。
このリンゴドクガの幼虫は、広く広葉樹の葉なら、結構何でも餌にできるタイプなのではと思うので、個別に樹木の名前をここであげることは控える。
毒が無いのにドクガと呼ばれ、人間から忌み嫌われる。人間だったら、人権問題だよね。虫達も、正しい名前で分類される日が来ること、もしくは正しい知識で接せられる日が来る事を願って、この投稿を締めくくる。