昨日の久しぶりの夜の庭のパトロールでは、幾つかの生き物に出会ったが、これもその一つ。
睡蓮鉢の中の生き物達(アカガエルのオタマジャクシ、ヌマエビ、メダカ)を観察しようと懐中電灯で照らすと、睡蓮鉢の端に、オタマジャクシの上陸を待ち構えてじっとしている小さな蛇の存在に気がつく。
最初は、何蛇か分からなかったけど、ネットで調べたところ、アオダイショウの子供と分かる。
ゆっくりと茂みに逃げ込む姿を写したのが、以下の写真。
直ぐに何蛇の子供か分からなかった理由は、この幼蛇の茶色ベースの体色が原因。アオダイショウの成蛇の色は、もっと黒青く、そして少し光沢があるみたいなイメージがあったので、アオダイショウの子供っぽいけど、ネットで調べて、確証を得たという流れである。
ちなみに、最初から、シマヘビの子供では無いと、私は踏んでいた。理由は、私が近隣でよく出逢うシマヘビの幼蛇のパターン(紋様)は、これまたシマヘビの成蛇の紋様とは似つかない結構派手めのメリハリのある幾何学的な紋様のものが多いからである。オレンジの点とかも入っていて、その幾何学的な紋様は、一瞬、マムシの可能性はないかと凝視する事になる。頭部の形も首のところが凄く細くなっている(アオダイショウの幼蛇は、首のくびれは、それ程でもない気がする)ので、エラが張って見えて、一瞬毒蛇みたいに思ってしまう。そして、厄介な事に、このシマヘビの幼蛇は、逃げるだけでなく、微妙に頭を持ち上げて、攻撃姿勢を取ってきたりする。
でも、騙される事はない。シマヘビの子供は、シマヘビの子供。
さて、我家の庭での蛇との遭遇は、6年間の内で、今回で3回目。1回目は、結構レアなシロマダラというヘビ。2回目は、モグラが巣を作ってそうな木の根元に居た中型のアオダイショウ。そして、3回目が、今回。
最後に、昨晩見かけたアオダイショウの幼蛇は、朝の出勤途中にも、同じ場所で獲物を待ち構えていた。近づくと、夜より速いペースで、茂みへと逃げ込んで行った。
さて、数年前に2回目のアオダイショウを見かけるようになってから、我が家の芝生を荒らす害獣であるモグラの動きが大人しくなった気がする。気のせいかもしれないが、モグラを退治してくれるなら、アオダイショウのモグラへの抑止力は利用したいね。