小学校の体育館の床に居た甲虫。少し小さめな身体つきから、ヒメコガネではと思う。このヒメコガネは、体色にバリエーションがある事でも知られている。
このヒメコガネの成虫は、植物の葉を色々と食べるとの事で、野菜を作る農家さんからは、害虫として捉えられている昆虫のひとつ。
そして、私が今回注目したのは、このヒメコガネの幼虫が好むのが、針葉樹の根という事実である。この甲虫を見つけた所から殆ど離れていない場所に、サワラかヒノキの林が、確かに有る。だからどうしたと言われそうだが、私が何となく掴みたがっているのは、こうした甲虫の活動行動半径である。
もし、そうした針葉樹の林(生活圏)が伐採されてしまった時には、他の理想的な環境まで移動して行けるのかなという疑問(不安?)である。
針葉樹の林が、どんどんと伐採されて、ソーラー施設へと姿を変えるのを見て、少し気にかかけてあげたい生き物のひとつには違いない。