オオアカマエアツバ(成虫)

昨日、庭で発見。

この蛾を見た時の第一印象が、正三角形の蛾であったので、その特徴の正三角形の蛾で検索したところ、直ぐに似たような蛾達の画像がヒットしてくる。

一番そっくりなのは、オオアカマエアツバという蛾なのだが、気になるのはその大きさ。私が写真に収めたものは、オオアカマエアツバの標準的なサイズの30ミリ〜38ミリ程の大きさがあったかな〜という不確かな記憶である。

ただ、大きさを除けば、紋様は、オオアカマエアツバと酷似している。まぁ、とにかく、このクルマアツバ亜科の蛾達は、そっくりなのが多過ぎと、個人的印象を持つ。

そして、興味深いのは、幼虫が餌にしているのが枯葉という共通点である。

以下が、昨日庭で見つけた正三角形の蛾である。

ヨツボシホソバ 幼虫 成虫

昨日は、朝方に結構な雨が降った。天気予報では、雨は次第に上がる予報だった。そして、天気予報通りに雨が上がった後は一転、突き刺すような陽射しが、雨がもたらした地表の水分をみるみる蒸発させていた。

そんな昼下がり、寸暇を惜しんで庭の草むしりをしていたところ、この蛾の幼虫が目に付いた。一瞬は、保護色で気が付かず素通りしたが、2度3度と同じ場所を通っているうちに、その存在に気が付いた。

毛が長い印象から、ドクガ科の路線と背中の突起の感じからヒトリガ科の路線で調べ始めたが、意外とアッサリとヒトリガ科のヨツボシホソバと言うことが判明。

さて、このヨツボシホソバという蛾の幼虫の餌は、樹木に付着した地衣類らしい。ちなみに、この蛾の分類は、コケガ亜科なのだが、コケガを漢字で書くと苔蛾。コケガの意味が繋がった。


以下は、2019年9月13日追記

さて、本日、仕事先で写真に収めた蛾の成虫が、ヨツボシホソバの成虫と判明したので、ここでその成虫になった蛾の写真を投稿することにする。

全長2センチぐらいのサイズだった。写真の個体は♂である。♀の方は、オスと違い全身オレンジ色で、前翅にそれぞれ黒い小さな点が二つづつある。ただ上の写真のように翅が重なっていると、その黒点の一つが下に隠れる形で、黒点は三つしか見えないことになる。

また、メスの写真が撮れた時には、再度投稿してみたいと思う。


2020年8月22日追記

♀(メス)の写真が撮れたので、約束通り投稿したく思う。近所の小学校の体育館で見つけた。

ヒメコガネ

小学校の体育館の床に居た甲虫。少し小さめな身体つきから、ヒメコガネではと思う。このヒメコガネは、体色にバリエーションがある事でも知られている。

このヒメコガネの成虫は、植物の葉を色々と食べるとの事で、野菜を作る農家さんからは、害虫として捉えられている昆虫のひとつ。

そして、私が今回注目したのは、このヒメコガネの幼虫が好むのが、針葉樹の根という事実である。この甲虫を見つけた所から殆ど離れていない場所に、サワラかヒノキの林が、確かに有る。だからどうしたと言われそうだが、私が何となく掴みたがっているのは、こうした甲虫の活動行動半径である。

もし、そうした針葉樹の林(生活圏)が伐採されてしまった時には、他の理想的な環境まで移動して行けるのかなという疑問(不安?)である。

針葉樹の林が、どんどんと伐採されて、ソーラー施設へと姿を変えるのを見て、少し気にかかけてあげたい生き物のひとつには違いない。