昨日、近所の田んぼで発見。サカマキガイだと思う。
このサカマキガイという貝は、ヨーロッパもしくは北米から移入されたと言われていて、移入年代もハッキリとは分からない小型淡水巻貝である。
サカマキガイの名前の由縁は、他の淡水2枚貝と殻の巻き方が反対というところから来ている。寿命は1年。環境への順応は強く、かなりの汚水でも生きられるとのことである。ただ、私がサカマキガイ達を発見する田んぼは、それほど汚い水質環境とは言え無いところが多く、今の所、自然環境下では、汚い水質のところで出会った印象が無い。そして、田んぼの中でも、綺麗な水の放出口の近くのジャバジャバ水が動き、酸素が豊富に有りそうな場所に集まって来ている事実を見ると、汚い水質が好きというわけでは無さそう。
しかし、我家の庭に置かれたタライの中でも、ちょっとぐらい水が汚れてしまったなと思う期間が少し有るぐらいでは、直ぐに死なず歴代繁殖して行っている。ただ、勿論、落ち葉が大量に堆積してしまいタンニンだらけの状態が続くタライや、クロレラみたいなドロドロの緑の状態が長く続くタライからは、姿を消して行っている気がする。
では、サカマキガイと人間の関係で、サカマキガイの利用法が有るとしたら、私は、ヘイケボタルの若齢幼虫の餌にする事が出来ると考える。容易に繁殖出来る事と蛍の幼虫に食べられてしまった後の貝殻の処理にも困らないのではと思う。というのも、一年寿命のサカマキガイは、成長と共に殻が硬くなる前には、寿命を迎えてしまい、水中で殻が比較的速く分解されて行くことによって、水底に貝殻が溜まっていく事を防げそうな気もする。
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