一般の人がヤブランと言うと、園芸コーナーで定番の斑入りのヤブランをイメージするのではないだろうか。少なくとも、私はその口で、実際、庭の花壇のエッジに、斑入りのヤブランを植えている。その明るい葉色が、良いコントラストになり目立つので、もっともっと庭の要所に植えようかとも現在検討中である。
さて、元々のヤブランが、濃い緑色の葉なのは知っていたが、身近な自然に普通に沢山生えているのを知ったのは極々最近である。家の近所の林縁には当たり前に沢山生えていた。自然下でのかなりの拡がりから、古来昔より、我々が住む地区の林縁に、普通に生えていたものと思われる。
ちょうど今が、花のシーズンのようである。園芸種とは比べ物にならないぐらい長く立派な特徴的な花を咲かせていたヤブランの写真を以下にアップしておく。別名、サマームスカリという名が有るらしいが、頷ける。
ところで、このヤブラン、私がよく散歩する隣の市町村の雑木林では、目にする事が殆ど出来ない。生息場所としては、とても似通った場所の気がするのだが、何処にでも有るわけではない事も分かる。
この違いが何処に有るのか、少しづつ日々の意識を持った観察の名から、傾向を導き出せればとな思う。