10日ぐらい前に、仕事先で、よくこのハチを目撃していた。植え込みのヤブガラシの花にあちらこちら訪れていて、写真を撮るためのモデルは選び放題だった。
上の写真は、触角が短いので、♀。
上の個体は、触角が長いので♂。他にも、♂♀の違いとしては、腹部のシマ紋様が、毛だけで形成されているのが♀。腹部自体にシマ紋様が付き更に毛で装飾されているのが♂との事である。……写真の♂♀で、若干毛の色が違うのが気になるが……現段階では、同一種と思うようにしておく。
このキンケハラナガツチバチの習性として、興味深いのは、土中に巣を作るのか、土中のコガネムシの幼虫に直接卵を産み付けるのか確認を取っていないが、とにかくキンケハラナガツチバチの幼虫は、土中のコガネムシの幼虫を餌にして成長するとの事である。
確かに、写真の2個体を見つけた場所は、1キロ弱は離れていたけれど、このハチがよく見られる一帯には、確かにコガネムシの仲間も多く見つけれた。
コガネムシの成虫に葉を食害されたり、幼虫に根を食害されたりで、農業関係者、個人の園芸愛好家共に、頭を悩ませている方達は多いと思うが、このキンケハラナガツチバチというハチは、コガネムシ対策には、使えそうなのではと思った。
我が家の庭には、コガネムシの仲間は誕生してくるが、このキンケハラナガツチバチを見た記憶は無いので、今度、実験的に移植でもしてみようかとも思ったりしている今日このごろ。
“キンケハラナガツチバチ(つくば市中部)” への1件の返信