ナナホシテントウ

昨日、家の近所の道路上で発見。歩を緩めて、写真に収める。

子供の頃からよく知られたナナホシテントウ。植物の枝先や新芽に寄生するアブラムシの類を幼虫も成虫も食べてくれる益虫として捉えられている。

益虫ゆえに、その生態も詳しく研究されている昆虫の気はする。確かに、殺虫剤でアブラムシを殺すより、テントウムシの類が食べて駆除してくれるなら、その方が私は好き。

さて、我家のナナホシテントウは、引こっして来た当時の更地に雑草が生えてるような環境時の方が沢山生息していた気がする。気のせいかも知れないが、様々な樹木が生い茂り、生態系が豊かになるに従って、目に付きにくくなっている気もする。

ミカドガガンボ

昨日のお昼休みに仕事先の森で、このガガンボが大量に発生している場所があった。ただ結構広い森の中の半径30メートルぐらいのエリアに集中して発生していて、森のどこでも見られるわけではない。そして、大半の個体が交尾中である。

この大型のガガンボに似ているネット上の画像達に共通している名前は、ミカドガガンボである。ミカドガガンボで合っていると思う。

この上の写真で、ご紹介したい豆知識としては、昆虫としては珍しいことで、ガガンボの翅は2枚しかないようである。大概の昆虫は、前翅と後翅の合わせて計4枚の翅が有るはずである。そして上の写真をよく見ると分かるが、胸部と腹部が繋がるあたりに、バトントワリングのバトンというか、細いこん棒みたいな器官が左右に付いているのが見て取れる。この見慣れない器官が、後翅の名残という事である。

続いて単体で写真に収めたものを投稿する。

さて、このミカドガガンボの発生状況を見て気になったのは、このミカドガガンボの幼虫が水棲なのか陸棲なのか、どちらなんだろうという事である。

確かに、発生場所から100メートル強ぐらいのところに、富栄養に見える半人工の池は存在している。ただ、池の近くに沢山見られるわけではなく、同じような森が続く中で、空白地帯もあり、限られた発生場所もあるといった感じである。

やはり、同じ森で少し前に見つけたホリカワクシヒゲガガンボのように、朽木の中で、幼虫が成長しているとも想像したいが、現段階で確証は無い。

昆虫の世界って、まだまだ知られていないことが多い事に気付かされる今日この頃である。


2019年9月16日追記

上の投稿より数日後の昨日。近所の小川周りの里山を散策中に、またミカドガガンボが集中的に発生交尾しているエリアを発見。これにより、地元でも棲息しているガガンボと分かる。

ここで、また疑問が生まれて来たのだが、この近辺の水路をガサガサすると水中から、大きな茶色いイモムシみたいのが沢山見つかる。これがガガンボの幼虫である事は、私は知っているのだが、その大型のガガンボの幼虫が、この大型のミカドガガンボも幼虫であるとも考えたくなる。いつか突き止めてみたいと思う。

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2021年6月19日追記

昨晩、我家の外灯下に来ていたガガンボである。

ただ、そのサイズが半端なく大きかった。体長で8センチぐらいあり、私が見た事があるガガンボの中では最大であった。

我家の外灯下には、様々なガガンボが寄って来るが、これまで大きいガガンボだなと感じていたヤチガガンボよりも、一回り大きい感じであった。身体もゴツくてトンボサイズである。

もっと自然色の強い場所で見ていた時は、ここまで大きいとは思わなかった。

日本最大のガガンボと言われるだけはあるなと思った。

ちなみに、都道府県が独自に指定するレッドデータでは、群馬県が絶滅危惧種Ⅱ類に指定している。

クサキリ(つくば市中部)

このバッタの仲間も、我家の周りにも生息しているはずだが、取り敢えず、仕事先で昼休み中に写真に収めていた個体の写真を使って紹介したいと思う。

写真の日付は、8月21日となっている。

産卵管まで入れて5センチぐらいの大きさだった。下草の生い茂る林内に居た。この昆虫をクサキリと断定した理由は、口元の黄色い色。各脚の脛節が褐色であるところ(腿節の方は緑である)。あとは、クビキリギリスなどと比べると頭部の丸みを持った尖り方をしているところ、白っぽい複眼に、それから、あとは中型と言えるようなサイズであろうか。

ただ、褐色型のクサキリもいるようで、褐色型だと口元は、赤っぽくなるようで、また、脛節と腿節共に茶色くなるであろうから、この観点からの判別は難しくなると思われる。

食性は、雑食で、植物も食べれば、小昆虫のような動物も食べると事である。

こちらのクサキリも、我家の周りにも生息していると思われるので、我家の周りで見つけたら、再度その時の様子と共に、投稿のアップデートをしたく思う。

同じ場所に居た別個体の写真も、ついでながら載せておく。