ホソヘリカメムシ(つくば市南部)

数日前、巨大ショッピングモールの駐車場で休憩中に、目の前の林縁で発見。

身体が細い事と脚が太い事を特徴に、ネット上で照合して行くと、ホソヘリカメムシという種類が浮上した。

このホソヘリカメムシの好む食草は、マメ科の植物という事である。

チャバネアオカメムシ

このカメムシも、仕事先で見つけ写真に収めた。ただ、このカメムシは、我が家の庭でも春に目撃して写真に収めている(ピンボケ)し、私の家の周りでも、たまに見かけるカメムシである。

サクラ、クワに始まり、リンゴやナシの各種果樹の実の汁を吸うカメムシである。よって、見る人の立ち位置によっては、害虫になってるカメムシである。

キマダラカメムシ(つくば市中部)

昨日、仕事先で、コンクリートの基礎に付いているのを発見。第一印象は………とにかくデカい……デカいカメムシ。ぱっと見、2、5センチぐらいはある。

これだけ、特徴となるような大きなサイズなら、すぐに種名も判明するだろうと踏んでいたが、案の定、直ぐに名前が分かった。キマダラカメムシというらしい。凄い大きく感じた第一印象は正しかったらしく、カメムシ亜科では、国内最大種のカメムシらしい。

そんなカメムシが、以下の写真のカメムシである。

さて、このキマダラカメムシを調べていて、その食性(サクラ、柿等)や産卵樹(サクラ)への知識は、さておき、なかなか興味深い事実を知る事になった。

このキマダラカメムシは、本来の生息地は、北は台湾から南は東南アジアまでの南方の地域に生息していたカメムシで、日本への移入は江戸時代に遡る。1783年にツンベルグというスェーデン人が、鎖国時代の長崎の出島で発見、新種記載したのが、このキマダラカメムシと日本の最初の接点であるという事が知られている。ツンベルグの報告によると、当時の出島では、よく見る事の出来る昆虫だったとのことである。

そして、次に、このキマダラカメムシの生息報告例が上がるのは、それから約150年後の1934年に長崎においてであった。そして、1990年代には、福岡、佐賀などの九州北部で生息確認され、2000年代以降は、近畿以西の各県で、生息確認されるようになり、それ以外の地域では、、東京都や愛知県での報告例が有るぐらいだった。

2019年、確実に茨城県にも生息してるね。