セイタカハハコグサ

少し前に、庭の花壇の端に、この植物が生えている事に気が付いた。前々から、この花壇の周り半径5メートル以内の範囲に現れ、膝丈ぐらいまでの大きめの背丈まで成長し、チチコグサ系に見られるような褐色の花を咲かせる植物のロゼットであると断定して間違い無いと思う。

では、名前はというと、あまり知られていない外来種のセイタカハハコグサではないかと思う。

このロゼットも径で20センチぐらいあったが、成長も勢いがあり、この手のハハコグサ属の植物として立派な力強い姿に成長する印象がある。

ただ、ネットで調べていて、この植物の紹介記事や情報は、想像以上に少ない気がする。戦後に琉球地方で確認されて、そこから広まったヨーロッパ原産で北米経由(?)の外来種というぐらいである。

そして、我が家の庭の一画にひっそりとたまに成長しているのが謎であって、他の場所でよく見かける植物の気はしない。

そして、このセイタカハハコグサは、在来のハハコグサグサの先祖と言われたりもしている記事を読んだが、ハハコグサ自体が、大陸や朝鮮半島から入って来た有史以前帰化植物と言われているので、広大なユーラシア大陸を長い年月をかけて移動して来た植物なのかとも遠き古代に想いを馳せる。

という事で、今後は、この植物が我が家の庭以外のどこで繁殖して、どういう分布をしているのか、ちょっと近辺を注意深く見廻してみようと思う。

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