マエキヒメシャク 成虫

数日前に、子供達と近所の散歩をした時に、写真に納めていた蛾の紹介をする。

決して小さな印象は持たなかった。この翅を広げた開張スタイルで35ミリぐらいあった。

似た種は、多そうだが、マエキヒメシャクが臭いと思う。幼虫の食草がバラ科植物の多岐に渡ることや、写真を拡大すると分かるのだが、黒い微粒の鱗粉みたいのが結構見て取れる点や、そうした点からも、マエキヒメシャクと睨んでいる。

ところで、白というかクリーム色というかこの手のシャクガ類は、頻繁に見かけるが、出会った環境やシーズンで、種を特定するにあたっての分析力みたいなものも養われつつあるので、今後はどんどんとその能力に磨きをかけて行きたく思う。

ヒラタアオコガネ

先日、近隣の施設の駐車場で、アスファルトの上に、緑に輝く小さな虫を発見。

この後、摘み上げて写真に撮ろうと思ったが、あまり良い写真が撮れず、再度リリースする。

手から放たれた直後を撮ったのが以下の写真。

名前は、直ぐにヒラタアオコガネと判明。

サイズは、同じような色合いのアオドウガネ等と比べると、1センチ内外ととても小さい印象。

輝きの方は、光の強さや当たり方に寄っては、とても綺麗に輝く。写真では、いまいち伝わらないかもしれない。

幼虫が芝の害虫として認識されているが、成虫は、ツツジの花芽とかを食べるようである。通りで、見つけた場所の傍には、ツツジかサツキの植栽が有った。

コガネムシの仲間では、早い時期から活動を始めている種らしいが、この理由のひとつは、コガネムシの仲間では珍しく成虫越冬している習性が関係していると思われる。