昨年の10月の頭に奇妙な花が咲いている蔓性の植物の写真を撮っていたのだが、最近、種名に繋がった。
繋がりのきっかけは、マドガとオオアカマルノミハムシという、この植物と共生している2種の昆虫を調べていて、『この植物なら見たことがある!』みたいな経緯になったのである。
さて、当時は、花というか痩果から伸びる長い髭の特徴から、カラスウリの仲間を調べていたが、種に辿り着くことが出来なかった。
そして、この長い髭を仙人のヒゲに擬えて、センニンソウの名が付けられたとの事である。
キンポウゲ科の植物なので全草に毒成分が含まれていて、ウマクワズ(馬喰わず)の別名がある。キンポウゲ科の似た蔓植物にボタンヅルもあるが、葉の形で、センニンソウとは区別できる。
私が昨年撮った写真は、花の時期が過ぎて、痩果の先が髭のように伸びた状態のものだが、今年は、是非、花の咲き初めの頃も見逃さないようにしようと思う。
最後に、現在の花期のセンニンソウの状態が分かる写真をアップして、この投稿を締めくくる事にする。